目次
コスモロジーの探求
1 個の覚醒―中世からルネサンスへ
2 私のコスモロジー
3 自然のコスモロジー
4 知と生活―ルネサンスから近代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
「『カルダーノ自伝』を読むと、カルダーノその人の生活や知識をとおして、ルネサンスのさまざまな諸相がみえてくる。これ一冊を読了すればルネサンスを体験できるといっても過言ではないであろう。カルダーノと同じく16世紀という時代を生きた彫金師チェッリーニも自伝を残しているが、こちらを芸術家の自伝とすればカルダーノのは科学的目をもつ人間の自伝とみなしてよい…なぜなら当時の最大級の話題の一つである新大陸の発見について、チェッリーニはまったく関心を寄せていないが、カルダーノは自伝のなかで感動をもって語っているから」2019/07/25
Meroe
2
(中世)キリスト教の世界観でも近代的な世界観でもないルネサンスという時代、『デカメロン』の死に面した生と性、新プラトン主義と『自然魔術』。16世紀の人カルダーノと18世紀の人ヴィーコの自伝の比較が面白い。「生活」と「知」の癒着していた16世紀から、「知」が独立する18世紀、過渡期の17世紀。2011/10/15
中島直人
1
(図書館)読了2021/10/17
もじゃ
1
なんか読みたかった内容とは違った感。これはこれで面白かったのだけど。惜しい。魔術の知のくだりは中々2014/09/03