日本中世史の再発見

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028233
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

内容説明

日本の中世史研究は発展の要素のみを追いかけてきすぎたのではないか―。家族史・女性史の史料論、自然と人間の関わりに内在する宗教問題、戦乱と政治・経済との関連から中世史研究を見直し、新たな中世史像を模索する。

目次

第1部 家族・系譜と史料(近江国甲賀郡山中氏と「鈴鹿警固」―平安・鎌倉期の「橘家系図」(『山中文書』所収)の検討
鎌倉府奉公衆の系譜―伊賀守流小田氏を中心に
湯浅尼―武士団と阿弖河庄 ほか)
第2部 山野河海と宗教(中世の富士山―「富士縁起」の古層をさぐる;中世における赤城山於呂岳(荒山)の噴火と富士浅間信仰
山の世界と山野相論―名手・粉河相論を手がかりに ほか)
第3部 戦乱と政治・経済(承久の乱と三河国中条氏;戦国合戦における待ち伏せ戦術について―忍びと草・草調義の実態;関東管領交替をめぐる諸問題―高師冬の関東管領解任をめぐって ほか)

著者等紹介

峰岸純夫[ミネギシスミオ]
1931年群馬県に生まれる。1961年慶応義塾大学大学院修士課程修了。東京都立大学教授・中央大学教授を経て現在、国学院大学大学院講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。