人物叢書 新装版<br> 横井小楠

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人物叢書 新装版
横井小楠

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784642051408
  • NDC分類 289
  • Cコード C1323

内容説明

佐久間象山と共に幕末期における開明的思想家として世界的視野に立ち、新日本の進路を明示した維新の英傑。出身の肥後藩の容れるところとならず、越前藩に迎えられて最高顧問となり、幕政の改革にも参加、さらに明治新政府に入っては参与となったが兇刃に倒れたその生涯。小楠に対する愛着切なる著者が情熱を傾注して綴った好伝記。

目次

第1 青少年時代
第2 実学の研究
第3 諸国遊歴
第4 開国論提唱
第5 越前藩の最高顧問
第6 幕府の最高顧問
第7 小楠暗殺未遂事件
第8 クーデター計画
第9 蟄居生活5年
第10 維新政府の顧問
第11 小楠暗殺事件
横井家略系図
略年譜
横井小楠論著目録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
私も小楠的人間だ。というのも、灰色の人生。気性のはげしさ。いかに生くべきかの問題と真剣にとりくみ、政治にたいして深い関心をもちはじめた。水戸学・陽明学の文献を耽読(7頁)。俊敏な小楠はかぞえ歳わずか13にして、経世済民のことに生涯をささげようと決意した(30頁)。時習館で句読斎・習書斎において読書・習字の練習(31頁)。学者は権力の幇間(芸を見せ場を盛り上げる)か詩文に生きる隠者、という常識からはみ出した小楠の、率直な政治批判(47頁)。2021/03/26

bapaksejahtera

19
初版はS42。小楠の評伝としてかなり古い。著者は熊本出身の仏教学者で、復員後郷土史的関心から本書をなした。明治生まれの学者で史料引用は漢文史料読み下し。当然に翻訳無しで普通の読者には読みづらいだろう。小楠は熊本藩中級武士の次男に生まれ、年少より英才を謳われる。長ずるに及びその関心は経学に留まらず世界情勢認識を背景とする経世の学に及ぶ。藩内では彼の憚らぬ直言ぶりに敵が多く、福井藩主松平春嶽に招かれて力を振るう。維新に乗り遅れた頑迷な郷土の人々の中独り気を吐いた英傑に著者の思入れが強い。別の評伝も読んでみたい2023/04/20

多読多量連投が日課だった

2
例えるとハード出してた頃のSEGAを邪悪なにしたみたいな人。藩も嫌がる問題人だが才能が半端無いのでスカウトあり信者がおおい。結局政府顧問なって暗殺。暗殺されんでも過労死もあり得るかも。2017/08/18

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