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歴史文化ライブラリー
古代の神社と祭り

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642055116
  • NDC分類 175
  • Cコード C0320

内容説明

古代の神社や祭りとはどのようなものか。京都の上賀茂神社の葵祭と御阿礼祭の歴史を通し、天皇中心の王権の祭りと地方神社の祭りの相違を追及。人間と自然が共生する信仰の世界から、古代の神社や祭りを見直す。

目次

カモ神社の二つの祭り―プロローグ
古代神々の世界
カモ神社とカモ県主
平安時代の賀茂祭
カモ神社の御阿礼祭
王権・国家の祭りと神社

著者等紹介

三宅和朗[ミヤケカズオ]
1950年、東京都に生まれる。1980年、慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学教授、博士(史学)。主要著書に記紀神話の成立。古代国家の神祇と祭祀
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わ!

5
面白い本である。神社という施設の中に、現在ではあたりまのように「お社(やしろ)」が建っているのだが、実は、初めの頃の神社には、そんな建物など建っていなかったとされている。ではなぜ「お社」が建つようになったかと言うと、一般的に「仏教の影響」を挙げる本が多いのだが、この本では別の説を主張し、その説に則って祭りの紐解きが成される。主に下鴨神社・上賀茂神社を題材としているので、関西圏の人は、とてもわかりやすいのではないだろうか?特に葵祭だけでなく、資料の少ない御阿礼祭りにもスコープをあててくれているのが嬉しい。2024/02/01

Windseeker

0
タイトルからは分かりにくいが、冒頭に神殿成立前後の神道事情に若干触れたあとは、主として賀茂神社の賀茂祭・御阿礼祭りをモチーフとして取り上げた本。著者の歴史学者としての識見が遺憾なく発揮されており、平易ながらもしっかりとファクトで裏付けられた記述が続く。興味深く読めた。

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