歴史文化ライブラリー<br> 乳母の力―歴史を支えた女たち

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歴史文化ライブラリー
乳母の力―歴史を支えた女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642055956
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0320

内容説明

春日局、比企尼、今参局、藤原兼子ら歴史に名を残す乳母たち。天皇や将軍、戦国大名に仕え、多大な拒響力を持った“乳母の力”とは何だったのか。乳母の役割と権勢の変遷を辿り、中世社会を陰で支えた実像に迫る。

目次

乳母の中世史―プロローグ
天皇家と公家の乳母(院政時代の乳母;天皇家の乳母―藤原兼子;阿仏尼とその乳母)
鎌倉将軍家の乳母(源家の乳母たち;源頼朝の乳母とその周辺;源頼朝の乳母;源実朝の乳母;源家の庶子・女子の乳母)
南北朝・室町期の乳母(南北朝期の乳母の実態と乳母観;室町期の乳母;足利義政の乳母;女子教訓書にみる乳母の役割)
戦国期の乳母(毛利家の乳母;織田信長の乳母;中世最後の乳母春日局)
中世の乳母とは―エピローグ

著者等紹介

田端泰子[タバタヤスコ]
1941年、兵庫県に生まれる。1969年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都橘大学学長、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

14
しみじみと「講義テキスト」 でもこういった文体は懐かしく、好き。 メノト、ウバで認識しているこの役職はつとに春日の局で有名。 読み進めると我が国では中世でその権勢を成し遂げているのが分かる。 当初の題はは「中世の乳母」だったとか。 乳母を通して時系列的に政治史をざっくり分析。 わたし的には「嫌なおなご」の連なりだったが。 とはいえ、この役職に一族の悲願と血脈がぶら下がっていた。 近世で完成したその姿は「教養のある女性が働く職業として第一に目指した」それ。 日本社会で生きた女の役割として十分に評価できる。 2013/11/20

犬養三千代

11
中世期の政治にも関与した乳母達の考察。今参局の最期は哀れを誘う。権力という化け物に愛されたのかな。藤原兼子は総合的で情け深い。中世は親子ではなく乳母の家族に育てられたのが当たり前。なので乳母父や乳母子もその権力のおこぼれに預かる。織田信長を育てた池田家は徳川の世に大名となる。賢い一族なんだ。何と言っても春日局は凄いに尽きる。家光だけでなく幕府の乳母。朝廷との外交にも江戸詰の大名の妻子にも力を発揮する。初めて知ったことばかりで良かった。が、文章の脈絡が今ひとつ繋がりが悪いのは残念。、2023/02/07

アメヲトコ

8
院政期から春日局まで、政治史における乳母の役割にスポットを当てた一冊。乳母との関係は実の父母よりも強い絆があったりしてなかなか興味深い関係です。ただ乳母と貴人との関係は系図には表れないので人物関係についていくのが難しく、文体もあいまってやや読むのに骨が折れました。2019/11/19

吃逆堂

6
乳母の存在から日本中世史を見直すという点では斬新。ただ、いかんせん文章がやや読みづらく、また政治史的な事実関係の把握に甘いところが散見する(後者は本書刊行後の研究の進展によるものか)。最後に、近世的な乳母への転換点として春日局(徳川家光乳母)をもってくるが、教育役の機能を失った「安らぎを与える安息所」という評価は、それこそ母や女性の負わされるジェンダーロールから再考すべきなんじゃなかろうか。2021/11/09

杞人

3
テーマは興味深いのだが、文章に癖があって随分読みにくい。2009/02/20

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