内容説明
ダンディで美食家、旅先での人やものとの出会いをこよなく愛した柳宗悦。その等身大の生活と思考の現場から、生とテキストの緊張関係を解明。美と宗教哲学の思索のユニークな統一である「民芸」の意味を、大胆に論じる。
目次
柳宗悦と民芸―問題のありか―プロローグ(今日的視点;本書の問題意識)
柳宗悦という人(柳宗悦の形成;民芸の発見;テキストの民芸;「民芸」の呪縛とそこからの離脱)
民芸の諸相(民芸の条件;出会いの現場;民芸の「理論」)
二人の柳宗悦―生とテキスト(生とテキスト;直観 ほか)
今なぜ柳宗悦と民芸なのか―エピローグ
著者等紹介
松井健[マツイタケシ]
1949年、大阪市に生まれる。1976年、京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。京都大学助手、神戸学院大学助教授をへて、現在、東京大学東洋文化研究所教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。