出版社内容情報
だれもが菩提寺をもった江戸時代。人々の生活は仏教をはじめ多様な宗教との深いかかわりにより成り立っていた。幕府の宗教政策のもと集団化・組織化せざるを得ない宗教者たち。組織の周縁にあった宗教者たちは社会の中でどのように生きたのだろうか。仏教中心に語られることの多かったその実態を、巫女・虚無僧・神道者など周縁の人々から探る。,
内容説明
だれもが菩提寺をもった江戸時代。幕府の宗教政策のもと集団化・組織化せざるを得ない宗教者たち。組織の周縁にあった宗教者たちはどのように生きたのだろうか。仏教中心に語られてきたその実態を周縁の人々から探る。
目次
民間に生きる宗教者
神道者
神子
祭礼奉仕人―奈良春日若宮祭礼に流鏑馬を奉仕した家
三昧聖―畿内惣墓地帯の集団
道場主―真宗信仰における「聖」と「俗」の周縁
虚無僧―普化宗はどのように解体したか
陰陽師―京都洛中の陰陽師と本所土御門家