内容説明
静岡市立安東小学校では、どうして主体性の豊かな魅力ある子どもが育つのか。それを支えているのは、ひとりひとりの子どもを深くとらえ、それぞれにふさわしい学力、さらには人間としての力を育てるために、カルテや座席表を駆使する教師のひたむきな努力である。逆にいえば、1枚の座席表授業案には、どれだけ深く子どもを理解しているか、といった教師の力量や人間性が映し出されるのである。教師の、子どもに対する情熱が込められた座席表授業案が、いかに授業に活力を与え、子どもを伸ばすのかを、詳細な実践記録をもとに報告。
目次
第1章 授業記録や生活メモをどのように子ども理解につなげるか
第2章 子どもの生き方につなげていく教材化とは
第3章 子ども同士のかかわり合いを生かすとはどういうことか
第4章 ひとりひとりを生かす座席表授業案をどう読むか