出版社内容情報
アメリカの一極支配に抵抗し，21世紀の大国を目指して経済の改革開放路線を進む中国が台湾問題，共産党独裁，チベット問題など，現在抱える諸問題をいかに克服し，グローバル化する世界に対応するか。
1 迫り来るグローバル化の波（政治・軍・環境）
第1章 20世紀の総括と21世紀の展望――大国化の道を目指す／第2章 グローバリゼーションとナショナリズム――20世紀の残したジレンマ ほか
2 正念場の改革・開放路線（経済）
第16章 長期的な経済発展見通し――見かけの高成長から筋肉質の中成長へ／第17章 財政再建――経済改革の最終段階まで残る課題 ほか
3 多元化，流動化する社会（社会）
第32章 変わるライフスタイル――セーフティネットを求めて／第33章 住宅改革――経済を引っ張り社会を変えるか／第34章 電脳社会――情報閉鎖を打ち破るか ほか
4 多極化期す独立自主外交（外交）
第44章 外交戦略――目指す大国外交／第45章 米中関係――いつまで続く安定した状態／第46章 日中関係――期待できない大幅改善／第47章 中ロ（ソ）関係――対米冷え込みで再び連携強化 ほか
5 「一国二制度」の行方（台湾・香港・マカオ問題）
第50章 中台関係の行方――当面，一進一退続く／第51章 台湾総統選挙――決定的な台湾化／第52章 台湾の実務外交――厳しい周辺環境／第53章 香港自治の保障――台湾統一のショーケース ほか
《執
内容説明
本書では、大国化の反面、不透明感が拭い切れない中国について、政治、経済、社会、外交など様々な断面から分析することによって、２１世紀の中国の動向を知るカギの提供を目指した。執筆者はいずれも中国、あるいは香港に駐在し、現地で中国の動向を取材し、調査してきた研究者、記者である。執筆者はそれぞれ異なった２１世紀の中国観を持っているが、自身の中国観を展開するよりも、各種のデータや資料、情報を示して、中国の今後の動向を見る視点の提供に努めた。
目次
１ 迫り来るグローバル化の波（２０世紀の総括と２１世紀の展望―大国化の道を目指す；グローバリゼーションとナショナリズム―２０世紀の残したジレンマ ほか）
２ 正念場の改革・開放路線（長期的な経済発展見通し―見かけの高成長から筋肉質の中成長へ；財政再建―経済改革の最終段階まで残る課題 ほか）
３ 多元化、流動化する社会（変わるライフスタイル―セーフティネットを求めて；住宅改革―経済を引っ張り社会を変えるか ほか）
４ 多極化期す独立自主外交（外交戦略―目指す大国外交；米中関係―いつまで続く安定した状態 ほか）
５ 「一国二制度」の行方（中台関係の行方―当面、一進一退続く；台湾総統選挙―決定的な台湾化 ほか）
