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明石ライブラリー
社会的共同親と養護児童―イギリス・マンチェスターの児童福祉実践

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750314365
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0336

出版社内容情報

英国ソーシャルワーク問題の第一人者による労作。第二次世界大戦後の英国・マンチェスター児童部の21年間にわたる児童ケア施策の誕生から終焉までを具体的に描き,地方自治体がいかに「社会的共同親」として機能してきたかを丹念に検討する。

日本の読者へ/緒言/序文/主要用語解説
序 章 児童部史を書きたい
第1章 地方自治体児童部の誕生
第2章 児童部の発足:一九四八年―一九五二年
――児童入所施設を人間味溢れるものへ
第3章 偉大なる達成:一九五二年―一九五八年
――五九戸のファミリー・グループホーム
第4章 里親ケア:一九五八年―一九六一年
――理想的処遇選択肢
第5章 予防事業の時代:一九六一年―一九六七年
第6章 最後の時期:一九六七年―一九七一年
第7章 社会的共同親:結論
――コーポレイト・ペアレント
訳者あとがき/参考文献

内容説明

本書は、第二次世界大戦後の英国における新たな児童ケア施策・実務の誕生と発展をマンチェスター児童部という一地方行政機関を素材に描き出し、児童部という地方自治体ソーシャルワーク機関が養護児童に対していかに「社会的共同親」(コーポレイト・ペアレント)として機能できたかを検証したものである。

目次

序章 児童部史を書きたい
第1章 地方自治体児童部の誕生
第2章 児童部の発足:一九四八年‐一九五二年―児童入所施設を人間味溢れるものへ
第3章 偉大なる達成:一九五二年‐一九五八年―五九戸のファミリー・グループホーム
第4章 里親ケア:一九五八年‐一九六一年―理想的処遇選択肢
第5章 予防事業の時代:一九六一年‐一九六七年
第6章 最後の時期:一九六七年‐一九七一年
第7章 社会的共同親:結論―コーポレイト・ペアレント

著者等紹介

ホルマン,ボブ[ホルマン,ボブ][Holman,Bob]
地方自治体児童部で児童ケア主事として働いた後、10年の間研究・教育生活を送り、バース大学社会福祉行政学の教授職を最後に、ソーシャルワーク実務に復帰。過去20数年間、2つの都市(バース、グラスゴウ)の公営住宅団地で近隣住区ワーカーとして働いてきた。グラスゴウ大学児童・社会研究所の客員教授でもある

津崎哲雄[ツザキテツオ]
1949年大分県生まれ、日本社会事業大学卒、大阪市立大学大学院修士課程修了、同博士課程満期退学、ロンドン大学LSE大学院ソーシャルワーク専攻留学/児童養護施設指導員、四条畷学園女子短期大学講師、仏教大学社会福祉学科講師・助教授・教授、オクスフォード大学客員教授(1995/96)を経て、京都府立大学福祉社会学部教授。社会学博士(仏教大学)。専攻は英国ソーシャルワーク、児童養護、比較社会福祉学

山川宏和[ヤマカワヒロカズ]
1974年愛媛県生まれ、龍谷大学卒、仏教大学大学院社会学研究科修士課程修了、同大学院同課程後期博士課程在学。専攻は児童福祉学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。