内容説明
本書は、一六世紀から一七世紀の在地社会の変容を兵農分離という社会変動を軸に検討しようとするものである。
目次
第1編 国人領主と狛野荘(国人領主狛氏の動向と地域社会の変容;上狛村の村切りと共同体;近世における「国人領主」と旧臣・「本貫地」―狛氏と山城国上狛村を例として;「郷土」と帯刀改め‐村に住む「武士」)
第2編 地侍と上神谷(兵農分離と地域社会の変容―和泉国大鳥郡上神谷を中心として)
第3編 土豪と伊那谷(天正検地と「知行」―信州下伊那郡虎岩郷を素材として;村請制と村落―信州下伊那郡虎岩村を中心として)
補論 「本百姓」論
著者等紹介
吉田ゆり子[ヨシダユリコ]
1958年、京都府に生まれる。1987年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得退学。現在、東京外語大学外国語学部助教授
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