出版社内容情報
見ることに淫したバロック的感性が生む狂気に発展する欲望表現、官能/恐怖を快楽とするバロックの原風景を探る。
内容説明
愛と死 官能の恐怖、欲望し戦慄し焼尽する狂気の眼差しが、感性というタブーにバロックの原‐イメージを射る。
目次
プレリュード 「いわく言いがたきもの」
1 見ることの舞台
2 眼差しの働き
3 窃視あるいはアフンタスムの眼
4 修辞家の望遠鏡(1)―驚異狂熱
5 修辞家の望遠鏡(2)―無の形象
6 眼差しえぬもののパランプセスト
フィナーレ 見ることの火傷