上方文化講座 曾根崎心中

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757603820
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人間国宝・竹本住大夫はじめ、竹本津駒大夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎という文楽界の名手たちが芸の奥義を語り、文学研究科スタッフがさまざまな学問分野から多角的に作品を分析する。

内容説明

大阪市立大学大学院文学研究科・文学部は2004年度より特別授業科目「上方文化講座」を開設した。本講座は、大阪の地に歴史的に育まれた文化、わけても伝統芸能に光をあて、学問的体系のもとに学ぼうとする試みである。講師として伝統芸能の第一線で活躍する専門家を招き、文学研究科スタッフとの共同作業により授業を組み立てていく。本書は、講座開設の年に行われた「上方文化講座2004―『曾根崎心中』―」の成果をまとめたもの。人間国宝・竹本住大夫はじめ、竹本津駒大夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎という文楽界の名手たちが芸の奥義を語り、文学研究科スタッフがさまざまな学問分野から多角的に作品を分析する。文楽技芸員と大学とのコラボレーションにより闡明される近松の世界を、『曾根崎心中』の新注とともに世に送る。

目次

人間国宝に聞く―世界の文化遺産「文楽」
曾根崎心中付り観音廻り
『曾根崎心中』現行曲
観音廻り
生玉社前の場
天満屋の場
徳兵衛・お初道行
「上方文化講座」に参加して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mimi

6
2004年に大阪市立大で行われた講座内容をまとめた一冊。角田さんの曾根崎心中を読んで関心がわいたところで目にとまった。まず、文楽で上演されているものは、近松の原作そのままだと思っていたのだが違うことを知った。原作と、実際上演されている改作されたものがともにテキストで掲載されているので、読み比べてみると違いがわかって面白い。改作分は耳で聞いてわかりやすく、エピソードも取捨選択されている。観音巡りの部分が上演されなくなった理由も納得。個人的には、角田版とも比較しながら読むと3倍楽しめてとても良かった。2015/03/19

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