内容説明
平成十年(1998)四月十九日に亡くなった九州大学名誉教授・久留米大学客員教授の遺稿に加えて、筑紫国語学談話会のメンバーの論稿を加えた論集。
目次
遺稿「特殊形アクセント」について(奥村三雄)
1 音韻・表記(半濁音名義考;連濁の音声学的蓋然性 ほか)
2 文章・語法(『竹取物語』の用語と表現―「敬語」「和文語」「漢文訓読語」をめぐって;源氏物語の段落構成と指示語「かの」 ほか)
3 語彙(形容詞語彙から見た仮名文書―頻度数・異なり数・高頻度語の使用傾向から;外来語成分を含む混種語について―その造語実態と構成要素を中心に ほか)
4 方言・アクセント(勧奨文「雨が降っているから傘を持って行きなさい」の韻律的特徴と分布―福岡県グロットグラム調査から;中種子町方言のアクセント―助詞・助動詞 ほか)
著者等紹介
迫野虔徳[サコノフミノリ]
九州大学大学院人文科学研究院教授
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