内容説明
人間存在としての子どもを、その子のもつ個別性と子どもというものがもつ一般性との中にさぐり、大人とのかかわりや大人自身のあり方を検討する。心理学の研究の視点と方法を絶えず相対化しながら、一人一人の子どもの問題を考える。
目次
第1章 子ども理解と心理学
第2章 子ども理解の方法と理論―縦断的観察研究を通して
第3章 発達測定の意味と方法
第4章 学力の評価と子ども理解
第5章 臨床テストの効用と限界
第6章 精神分析と子ども理解
第7章 療育活動をとおしてとらえた子ども
第8章 実験をとおしてみる子ども
第9章 母親のみる子ども