内容説明
本書の第1の目的は、子どもたちが経験する社会的現象(societal reality)を性格に記述することであり、第2の目的は、子どもの思考が大人の思考に近づくにつれてどうなっていくか、その思考の特質をとらえることにある。
目次
第1部 社会についての思考の研究(社会についての理解;仮説;研究方法;発達を分析するための原理;お金とその概念;社会的役割;政府と地域社会;社会についての理解の4段階;ピアジェ理論と社会的関係;均衡化モデルの応用)
第2部 子どもたちは社会を語る(第1段階の思考―社会についての解釈の枠組の欠如;第1段階の思考―想像的な理解;第2段階の思考―初歩的な理解;第2段階の思考―適応上の問題をもっている子どもたち;第3段階の思考―部分的な理解;第3段階の思考―さまざまな思考のスタイル;第4段階の思考―全体的な理解)