内容説明
いま、私たちにできること。たとえば「信頼できる大人がいること」と「危害を加える大人もいること」。この相反する事実を子どもにどう伝えていけばよいのか。私たちにできる具体的な手立てや、考えるためのヒント・情報を緊急発信。
目次
1 親が感じる犯罪不安(実態を知ることから始まる;親が語る不安 ほか)
2 大人たちの心構え(子どもへの防犯教育の可能性;親の問題意識 ほか)
3 子どもの犯罪被害の実態と防犯対策(犯罪の実態を把握する;子どもの犯罪被害の実態 ほか)
絵本 ちゃんとおうちのひとにつたえましょう
著者等紹介
岡本拡子[オカモトヒロコ]
1962年大阪府生まれ。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。同大学より博士(教育学)学位を取得。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師を経て、現在、高崎健康福祉大学短期大学部助教授。大学在学中より「歌のお姉さん」として幼稚園・小学校や全国親子劇場などでコンサートに出演。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。阪神・淡路大震災をきっかけに、幼い子どもへのケアを中心としたボランティア活動を実施。1997年から2001年には、兵庫県知事の委嘱による子育て協力委員として育児相談に従事する。近年は、保育者養成に携わりながら、子どもの歌の作曲やリズム遊びの指導など、音楽教育の実践家として活躍すると同時に、保育や子育てに関する講演を行なうなど、活動の場は広い。保育学研究の専門的立場としてだけでなく、親の立場からも子どもを取り巻くさまざまな問題に積極的に取り組む姿勢は、多くの現場関係者に支持されている
桐生正幸[キリウマサユキ]
1960年山形県生まれ。文教大学人間科学部人間科学科心理学専修退学。学位授与機構より「学士(文学)」、東亜大学大学院より「博士(学術)」を取得。現在、山形県警察本部科学捜査研究所主任研究官、関西国際大学客員教授、日本犯罪心理学会全国理事、日本法科学技術学会評議委員。従来の、加害者心理を中心とした犯罪心理学から、より現実的で役に立つ科学的犯罪心理学を模索するため、犯罪記憶が有るか無いかを判定する「ポリグラフ検査」、次にどこで事件が発生するかを予測する「犯罪者プロファイリング」、未然に被害を防ぐための対策を練る「犯罪不安」などの研究を行なっている。また近年、これら研究成果をPTAや学校の先生による勉強会などで数多く報告し、「わかりやすくてためになった」「野次馬的な関心しかなかったさまざまな犯罪を、身近な問題として考えさせてくれた」と評判も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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