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出版社内容情報
《内容》 本書は,米国の言語病理学界でも定番となっている教科書の全訳である.改訂第2版では,質・量ともに大幅な改訂が行われた.特に前半部に評価,後半部に臨床と直結した鑑別診断法の章を配して,言語治療における臨床業務の基本理念から治療方針決定までの道筋を詳細に解説している.また,執筆者は全員第一線で活躍する専門家であり,各章に盛り込まれた知識と今後の動向に対する鋭い洞察は群を抜いている.初期の臨床実習過程あるいは高度な専門課程の基本教科書として,本書の利用範囲はきわめて広い. 《目次》 第1章 評価と診断の基本理念 臨床家に対する挑戦/手順の定義/事例検討のためのデータを集める方法/観察者および報告者としての言 語療法士/事例検討のためのデータの解釈〔評価〕 第2章 事例史 問題のプロフィールを描くこと/面接の概要/面接の方法/将来への手引書 第3章 口頭でのコミュニケーションの全般的評価 発語サンプルを集める/観察と評価の結果を記録する 第4章 子供の言語獲得の評価 言語獲得/言語の障害/言語サンプル/文の模倣/言語テスト/スクリーニングテストと尺度 第5章 後天性言語障害の評価 言語検査の選択と実施上の注意/言語機能の検査法/言語評価結果の報告 第6章 呼吸と発声の評価 発声障害の本質/発声障害の診断の過程/臨床上の印象と勧告の形成 第7章 共鳴の評価 診断のプロセス/他の専門家への依頼・照会/臨床的印象および依頼書の作成 第8章 構音の評価 構音の発達/スピーチサンプル/絵カードを使う検査の準備/構音検査結果の記録と分析/構音検査実施に関 する注意/構音の全体像の観察/市販の構音検査のリスト 第9章 速さと流暢性の評価 談話と音読の速さの測定/成人の談話および音読の録音サンプルのとり方/課題/談話および音読の非流暢 性の測定/課題/適応性効果/課題/一貫性効果/課題/談話量の測定 第10章 吃音の問題 学齢児の検査/中学・高校生・成人の吃音者の検査/学齢児の検査/その他の検査 第11章 発語器官の検査 口唇/歯/舌/口蓋と口蓋咽頭の機構/口峡/鼻と鼻腔/発語器官の随意運動能力 第12章 聴覚機能の評価 はじめに/聴覚の生理/聴覚系/聴力測定と聴覚系/特殊な聴力検査/音響インピーダンス/聴覚のマスキ ング/小児の聴力検査/難聴の有無を調べるための検査/言語機能/聴覚障害児の言語評価/言語の受容 /言語の表出 第13章 検査報告書〔鑑別診断〕 第14章 流暢性の障害の鑑別診断法 子供の流暢性の問題/成人の流暢性の問題 第15章 口腔顔面の構造異常の鑑別診断 口蓋裂/その他の口蓋咽頭器官の障害/不正咬合/舌の異常/頭蓋顔面の異常/舌突伸 第16章 聴覚障害の鑑別診断 はじめに/難聴の判定/乳幼児/言語発達と教育的ニーズ/学童/成人のための診断と治療計画/非器質 的難聴 第17章 言語障害の鑑別診断 言語発達遅滞および発達障害/後天性言語障害 第18章 後天性の構音運動性障害の鑑別診断 構音運動性障害の鑑別/障害の鑑別/発達性の構音運動性障害 第19章 構音障害 感覚障害/生理学的問題/学習能力の要因/重複した要因 第20章 器質的および心因性発声障害の鑑別診断 器質的発声障害/心因的発声障害