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出版社内容情報
《内容》 【訳者のあとがきより】・・・・・・ディスレクシアの子供は読み書き以外の知能には問題はなく,全般的な発達遅滞による知能障害は認められないのがふつうです.ただその知能に見合った読み書きの年齢が伴わないのです.軽症の場合は本人も気づかぬままに成人に達するという例もみられますが,外からはわからなくても本人は読み書きに障害があることを自覚しているのがふつうです.この自覚を可能にしているのは,読み書き以外の知的機能が正常(もしくはアインシュタインなどにみられるような非常に高い知能)であるためです.ごくふつうに生活してきた子供が,読み書きだけがうまくできない不思議な自分に気がついて戸惑うこともしばしば起こりうることなのです.このような子供たちは,読み書きができない原因がわからないままに,不安な学校生活を送らざるをえないこともあります. ディスレクシアに関してはその治療(教育的および心理学的訓練が不可欠)がごく早い時期にスタートすればかなりの重症の子供でもほとんど完全な機能回復が可能であることが本書でも報告されています.適切な心理学的配慮がなされればディスレクシアは克服可能です.これは成熟過程にある子供の脳の可塑性(脳のやわらかさ)つまり脳内の神経ネットワークの学習による再構造化によって可能となるのです.・・・・・・ ディスレクシアに前向きの展望と有益なアドバイスを与える,教師にも両親にもディスレクシアの子供にも素晴らしい一冊. 《目次》 はじめに1.ディスレクシアとは何か?2.ディスレクシアの理解3. どうすれば,ディスレクシアを見出せるか?4.両親にできる援助5.学校の先生にできる援助6.専門的診断:子供が受ける診断テスト7.専門家の訓練法がどれほど成功するか8.ディスレクシアへの対応9.ディスレクシアと脳
目次
1 ディスレクシアとは何か?
2 ディスレクシアの理解
3 どうすれば、ディスレクシアを見出せるか?
両親にできる援助
学校の先生にできる援助
6 専門的診断―子供が受ける診断テスト
7 専門家の訓練法がどれほど成功するか
8 ディスレクシアへの対応
9 ディスレクシアと脳