内容説明
フィンランドの国語教科書で採用されている方法や、教育現場で用いられている手法を、世界ではじめて５つのメソッド、発想力・論理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーション力で分析。フィンランドでは小学生から取り組んでいるカルタの考え方や書き方をはじめ、さまざまなものの考え方・コミュニケーションの取り方などを総合的に学んでいきます。今まで日本にはなかった教育メソッドですが、子どもから大人までだれでも簡単に身につけることができます。
目次
フィンランド・メソッドを生んだフィンランド共和国の魅力
今なぜ、フィンランド・メソッドなのか
発想力
論理力
表現力
批判的思考力
コミュニケーション力
フィンランドＱ＆Ａ
著者等紹介
北川達夫［キタガワタツオ］
１９６６年東京生まれ。武蔵中学・高校を経て早稲田大学卒業。ヘルシンキ大学などに留学。外務省に入省し、在フィンランド日本国大使館在勤。在エストニア日本国大使館兼勤。帰国後に退官し、執筆・翻訳・教育活動のかたわら、科挙式メソッドやフィンランド・メソッドなど、独自の教育メソッドの開発と実践に携わる。北欧文化教育総合研究所所長。フィンランド・メソッド普及会会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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emi
31
興味があって読んだのですが、とても面白かったです。フィンランドの教育方法についての図解本。フィンランド版マインドマップ＝カルタで、発想力の訓練をするのは知ってましたが、何回ものミクシ？（どうして？）攻撃に答えられることはできないなと思いました。これを物語の読み聞かせの途中で、これからどうなると思うか皆に質問するのも面白い。中でも、班活動でする作文の授業内容は、とても有意義だと思いました。一番感じたのは、私が受けた教育方法は直線なんだなと。そしてフィンランド式は一人で完結しない勉強法。もっと詳しく知りたい。2015/05/30
riviere(りびえーる)
21
自分で考え、相手とともに作り上げるコミュニケーションなんだなと思った。図解で分かりやすい。日本はOECDの実施した学力到達度調査（PISA)で読解力が落ちていた。それに対してフィンランドは独自の教育で知られ、読解力が優れている。どんな教育をしているのか？というと①発想力②論理力③表現力④批判的思考力⑤コミュニケーション力 これが身につくようプログラムが組まれているようだ。よく見れば厳しいメソッドなのにどこか楽しそうな雰囲気がある。それはなぜ？（ミクシ？） 2020/01/26
チェ・ブンブン
18
仏検受験勉強から解放され、最初の本。やはり、思考力をつけるには常識を疑うことが大切だ。ミクシ、ミクシと先生から質問責めされる授業受けたかったな〜2014/06/17
j
15
メモ。フィンランドはOECD経済協力開発機構で読解力が世界で1位。フィンランドでは本を沢山読むため図書館の利用が当たり前のように使用されていて、子供も本を読むのが大好き！小学生の頃は作文の書き方を学校で結論→理由→本文と習うため、大人になってもそれが当たり前にできる癖がつく。2019/04/30
ひろ☆
14
フィンランドの教育方法。ちょっと物足りないけど、こうやって、学校教育の中で、どうして？やマインドマップが取り入れられているのはいい。2015/07/10
