出版社内容情報
大きなチーズの中から素晴しい音楽を奏でるねずみの像がでてきました。仲間達は食べたがりますが、ジェラルディンはどうするのでしょう?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
116
ねずみが主人公のいつもながらのレオニの絵本です。チーズの中からフルートを吹くねずみが現れて音楽を聴いて自分も吹きたくなります。それでそのチーズを守って他の鼠に食べさせないようにしますが、最後は・・・・。楽しい話です。チーズで作られたフルートを吹くねずみがなんともいえずにいい感じです。絵本のいいところですね。2018/02/13
ゆのん
59
【絵本】レオ・レオ二といえば『スイミー』が有名。個人的にはレオ・レオ二の描くネズミの出てくる絵本の方が好き。音楽を初めて知ったネズミのお話。とっても大きなチーズは美味しそう。2642019/09/04
つくよみ
56
図書館本:はじめて音楽を聴いたねずみが、それを自分のものにするお話。「みえない きんと ぎんの いとのように くうちゅうを ただよった」音楽に対する表現がなんとも誌的。本当に好きなものを見つけたならば、聴いて感心するだけではなく、真似して満足するのではなく、自分のものにして、更に伸ばしていくべき。そう教えられたような気がした。2013/08/11
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
36
「これはもう、私のためにあるお話ではないか!」と深く感動&共感☆音楽がないと「生きている」っていう実感がないよね!?私もいくらお腹が空いていたとしても、チーズ(大好きな食べ物)ではなく、音楽を取るわ♪♪芸術というのは、魂の糧だから、肉体の糧になる食料には到底敵わないのさ!(とか言えるのは、食べるのに困ってないという大変有り難い状況にあるからなのだけど)ご飯を美味しく食べられて、大好きな音楽を聴けて、自分が今生きていることに改めて感謝☆芸術の力は無限大!ゆえに、いくらお腹が空いていても、心は豊かでありたい。2018/08/19
ヒラP@ehon.gohon
30
チーズを削っていったら、フルートを吹いている彫像が現れたこと、その彫像から音が聞こえたこと、なんとも不思議な展開です。 ジュラルディンは彫像の姿から啓示を受けて、自分の尻尾で音を奏でようとします。 このあたりでギブアップなのですが、自分で納得できるものを持つことは、大切なことだと思いました。2022/11/28