カレル・チャペック〈エッセイ選集〉<br> チェコスロヴァキアめぐり

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カレル・チャペック〈エッセイ選集〉
チェコスロヴァキアめぐり

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784770408921
  • NDC分類 989.54
  • Cコード C0098

内容説明

生まれ故郷やチェコ各地の風景、スロヴァキア山地の暮らしぶりを、作者自身のスケッチ画をまじえながら描写。また、プラハを中心にした深刻な都市問題、人間生活のありかたを考察した国内の観察記録など、現代にも通ずる主題を生き生きと論じる。終章「あいさつ」はナチス侵攻前夜の暗い時代を反映した絶筆。

目次

1 チェコ国内絵図(わが故郷;イラーセクの地 ほか)
2 プラハめぐり(プラハはどのように成長したか;プラハの待ち合わせ場所)
3 スロヴァキア絵図(土地の顔;オラヴァ ほか)
4 あいさつ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

19
二つの大戦の間に書かれた、祖国案内的な文章をまとめる。 戦前ってのは、第一次大戦前のことだ。 詩を書いたり、詩の翻訳をしたり、戯曲を書いたりしてきた、チャペックの文章は、非常に巧みで、翻訳からもそれは伝わってくる。 詩的なのだと思う。 詩がなんなのかを説明することはできないが、原文は多分リズムの良いものであったはず。 チェコ=スロヴァキアの地名や人名は、日本人から見ると発音しづらいのだが、そう言ったとこも文章のリズムを翻訳が伝えにくい要因だと思う。 2023/09/03

ceskepivo

9
チェコスロバキアを旅行してみたくなるが、すでにチェコスロバキアは存在しない。それはともかく、イラストもいい。のんびりとして心地よい文章が続くが、中には「貧困は、情け容赦なく一掃されるべきだ。貧困は、伝染病を撲滅するのと同じように撲滅されなければ」ならないといったチャペックの信念を表す力強い文章もある。 2016/08/25

rururira

0
カレルチャペックのチェコスロヴァキアの旅行紀。チェコやスロバキアのイメージがないと読みづらいが、当時のチェコやスロバキアの情景や時代情勢が何となくわかって楽しい。 あと絵がゆるい。2017/12/04

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