内容説明
本書は、都市の緑被地と人間との関係を中心に、広域、地域、都市、地区、街区などの各空間レベルごとの調査・分析に関する20数編の論文、論説、報告などを五つの章にまとめたものである。
目次
第1章 緑被地を指標とした地域環境の解析
第2章 中心市街地における緑被地
第3章 都市周辺環境の土地利用と緑被地の変容
第4章 緑被地と居住環境の安定化
第5章 市民と緑被空間の創造
結 緑の環境資産の現状と今後の方向
著者等紹介
田畑貞寿[タバタサダトシ]
千葉大学名誉教授、市民ランドスケープ研究会代表、造園学・環境計画学、工学博士。1931年生まれ。千葉大学園芸学部造園学科卒業後、東京都・日本住宅公団・パキスタン政府ODAなどで都市緑地や居住環境とランドスケープデザインについて数多くのプロジェクトに関わる。その後、東洋大学工学部講師・東京大学都市工学科特別研究員を経て、’73~96年千葉大学園芸学部教授・同大学院自然科学研究科教授を歴任。居住密度とオープンスペースに関する研究をはじめ、地域環境と緑地研究、緑遺産の保全修復に関する研究など地域の景観生態系の保全を中心に基礎的・応用的研究を進める。’91~93年日本造園学会会長、’98年より農村計画学会顧問、’86~98年ユネスコ・モヘンジョダロウ保存諮問委員、2000年より日本自然保護協会理事長
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