出版社内容情報
「くたばれ、マニュアル」の背景 なぜこんなことになってしまったのだろうか。その背景には、デジタル技術の急速な進歩と民主化がある。これまで想像しなかった高度技術が続々と出現し、誰もがいつでもどこでもそれを使えるようになってきた。機器を買った。早く使ってみたい。しかし分厚いマニュアルを読んでからでないと使いこなせない。お預けをくった犬猫と同じ状態になる。(「読みつづけてもらう」より)
内容説明
日本四大悪ドキュメント。判決文、官庁文書、学者の文章、マニュアル!なぜこんな文章がまかり通るのか?目から鱗のマニュアルのマニュアル。
目次
プロローグ―くたばれ「マニュアル」
1章 コンピュータが不自然な操作を要求する―コンピュータが問題
2章 さまざまなユーザが読みたいように読む―ユーザが問題
3章 よき書き手がいない―書き手が問題
4章 操作の説明は難しい―説明が問題
5章 文書によるユーザ支援が不十分―文書が問題
6章 必要な教育がなされていない―教育が問題
7章 暗黙知が活かされていない―マニュアル文化が問題
エピローグ―マニュアルに学ぶドキュメント・リテラシー
著者等紹介
海保博之[カイホヒロユキ]
千葉県生まれ。東京教育大学教育学部大学院博士課程中退。教育学博士。現在、筑波大学心理学系教授。主な専門領域は、応用認知心理学
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