内容説明
グローバル化は文化の多様性を踏みにじるだけか。文化的差異を承認するとはいかなることか。様々な差異を抱えながらも、いかにして文化はひとつのユニットとして成立しているのか。新たな異文化論を求めて、社会情報学的視座からの論究。
目次
異文化論の出発点
第1部 グローバル社会と文化的差異(「文化論」再考;マルチカルチュラリズムのアポリア)
第2部 「ローカルなもの」の成立をめぐって(文化単位の生成;グローバリゼーションとローカリゼーションの相補性;異文化論から考える「地域文化」)
著者等紹介
岡村圭子[オカムラケイコ]
1974年東京生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士・社会情報学)。現在、中央大学文学部、聖学院大学人文学部非常勤講師、中央大学社会科学研究所客員研究員。専攻は社会情報学、地域メディア論、異文化論
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