詩画集 プラテーロとわたし

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詩画集 プラテーロとわたし

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805804384
  • NDC分類 961

内容説明

ノーベル賞詩人の清冽な魂がとらえた、ロバのプラテーロとの心の交流を石井崇と洋子の絵と文がアンダルシアの光と風とともに見事にうたいあげた珠玉の詩画集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

123
石井洋子の訳、石井崇の絵による1987年の旧版。二人のアンダルシアへの郷愁の念にも似た熱い想いが随所に溢れる本。見開きの左側に訳文、右側に絵、そして次ページの左側に原詩(時にアンダルシアなまりのスペイン語)、右側には「アンダルシア・ノート」と題された訳注という構成。「まるで天国から落ちてきた魂のかけらのような黄金期」の子どもの心を持ったヒメネスの詩は、限りない優しさに満ちている。詩人が「ごらん、プラテーロ」と語りかける時、私たちもモゲールの柔らかな光の輝きに包み込まれる。魔法の空間を流れる魔法の時間だ。2014/02/27

よこたん

35
“子ども時代は、まるで天国から落ちてきた魂のかけらのような、黄金期だ。そこでこそ、詩人の心は羽ばたくことができるのだ…” 少し前に読んだ本がとても好みだったので、詩画集も手に取ってみた。すこしくすんだ青色が印象的な書影が出ていなくて残念。抜粋された18の詩と原文(スペイン語)と註釈(アンダルシア・ノート)で構成されているが、日本語訳の優しい眼差しと、ささやくような言葉選びに、ほろりと笑みがこぼれてしまう。先の本の長新太さんの絵もよかったが、この本のどこかさみしい風が吹き抜けていくような絵もまた心に残る。2018/08/19

Toshi

13
「ロバのスーコと旅をする」、「カヨと私」と読み継いで、またロバに戻ってきました。スペインの詩人ヒメネスが相棒ブラテーロ(ロバ)に語りかけながら、故郷モゲールを描く詩集。各詩編に日本語訳とスペイン語の原文を掲載し、丁寧な解説がついています。石井崇・洋子夫妻による訳、解説と崇氏のなんとも味のある絵が、ヒメネスの見た故郷の風景、空気感を届けてくれるようです。複数訳本が出ていますが、この中央法規版が「カヨと私」の内澤旬子さんのお薦めでした。2024/04/05

菜穂

9
アンダルシアの詩人ヒメネスの詩画集。 異国の地アンダルシアを描いたヒメネスの詩は、私に優しく語りかけてくれるようでした。 詳しい感想はブログに書きました✏️ https://note.com/mblaq0825/n/n10b5ba03a1252023/12/14

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