新・ヒトの解剖

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新・ヒトの解剖

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  • サイズ B6判/ページ数 283,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806744986
  • NDC分類 491.1
  • Cコード C0047

出版社内容情報

へその裏側はどうなっているの?
男のおっぱいはどうしてあるの?
わかっているようでいて、意外と知らない人のからだのしくみを、楽しいこぼれ話をまじえてやさしく解説。
古生物学者と解剖学者が案内する、人体の名所見学の旅。
人体が歴史的に抱える矛盾や、生命の発生の不思議さ、誰もが直面する老化やセクシュアリティーを考えさせられる一冊。

【書評再録】
●週刊金曜日評(1996年8月23日号)=永年にわたって人体解剖実習を学生とともに行なってきた著者の体験をつづった、一般向けの人体解剖入門である。人体に関心をもつすべての人に読んでいただきたい。
●理科教室評(1997年1月号)=どこからでも興味のあるところからページをめくれば、人体のベールを一つ一つはがしてくれる図書でもある。

【内容紹介】本書「はじめに」より
 人体に関心のない人はいない。若い頃は、顔の形や、記憶力などの脳の機能に関心があるが、年齢をとれば、だれしもからだのあちこちに故障がおこり、さまざまな病気にかかる。また、自分は健康でも、子どもや兄弟・両親がさまざまな障害や病気に苦しむこともある。そんなとき、いったい病変の部分はどうなっているのだろうか、正常な姿はどうで、自分や家族の異常な状態は、それとどう違っているのだろうか、という関心がわいてくる。
 本書は、一般の人びとに解剖学と解剖実習のようすを知っていただくために書かれている。小著ははけっしてむずかしい専門書ではない。まずは、通勤・通学の電車のなかででも、気軽に読んで、人体のしくみを解剖実習にそくして、理解していただければありがたいと思う。
 本書の構成は、まず、解剖学と献体の歴史からはじまり、解剖の準備、皮はぎから筋肉の解剖、さらには内臓の解剖へ、そして顔と頭、骨、脳の解剖と、ほぼ解剖実習の手順にそって、人体のしくみを解説している。最後に、男女のからだの違い、人体の特徴、社会科学的にみた人体について述べてある。小著は、読者の関心のあるところ、どこから読んでいただいても構わないようにできている。
 いまや、人体解剖は、医学・歯学・人類学といった専門家だけの独占物ではなく、広く一般の人びとのものになろうとしている。医師の立場からも、一般の人びとが人体のしくみを理解し、その構造と機能を充分に知っていることが、最近その重要性を強調されているインフォームド・コンセント、すなわち、患者の理解と承諾にもとづく医療を実現するために、必要な条件になってきている。
 もし、小著から、解剖実習をささえる献体の意義、人体の機微や人命の尊さとあわせて、労働力としての人体について思いをめぐらせていただければ、望外の喜びである。

【主要目次】
▲▲第1章・解剖の秘密
   解剖学教室の午後/献体とは/解剖の種類/人体解剖の歴史/解剖の準備/解剖の順序
   解剖こぼれ話…献体Q&A
▲▲第2章・解剖のはじまり
   ヘソのなぞ/面の皮の厚さ/裸の王様/ヘソの裏側/オッパイの秘密
   解剖こぼれ話…男のオッパイ
▲▲第3章・力こぶ
   いろいろな筋肉/人間エリマキトカゲ/ロースとばら肉/胸筋をひらく/無用心なおなかの壁/男子の面子
▲▲第4章・五臓六腑
   はらわたとは/心臓移植のなぞ/赤い血・黒い血/胸の広さ/脱腸のささえ/胃袋の錯覚/欲と糞のかたまり/かくされた肝臓/オシッコの秘密/骨盤の解剖/ふるさとの解剖
   解剖こぼれ話…肺とタバコ/ヤキトリ屋のメニュー
▲▲第5章・顔と頭
   三つ口の由来/高い鼻・低い鼻/目玉おやじの登場/三つの耳/生えかわる歯/ノドから手がでる/魔の十字路
   解剖こぼれ話…声の十字路・恋の十字路
▲▲第6章・骨まで愛して
   まがった背骨/足になった手/骨盤のゆりかご/大きくなった頭蓋/小さくなった顎
   解剖こぼれ話…遺骨の鑑別
▲▲第7章・脳とこころ
   脳出し/脳の構成/エッチな脊髄/こころのふるさと
   解剖こぼれ話…脳の地層学
▲▲第8章・男のからだ・女のからだ
   精子がきめる性/ふたなり/ホルモンの働き/男らしさ・女らしさ/更年期と老化
   解剖こぼれ話…シワのよらない法
▲▲第9章・労働力としての人体
   ヒトとサルの違い/労働の三要素/労働による人体の変革/これからの解剖学
   解剖こぼれ話…経済学と性教育

内容説明

解剖学と献体の歴史からはじまり、解剖の準備、皮はぎから筋肉の解剖、内臓の解剖、そして顔と頭、骨、脳の解剖と、実際の人体解剖の手順で人体のしくみをくわしく解説。男女のからだの違い、サルとヒトの違いや、労働の質的変化による労働力としての人体の変化にまでふれた。―人体が歴史的に抱える矛盾や、生命の発生の不思議さ、だれもが直面する老化やセクシュアリティーを考えさせられる一冊。

目次

1 解剖の秘密
2 解剖のはじまり
3 力こぶ
4 五臓六腑
5 顔と頭
6 骨まで愛して
7 脳とこころ
8 男のからだ・女のからだ
9 労働力としての人体

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

6
1996年初版。興味深い、いや瞠目の1冊。どの本での言及か覚えていないが、立花隆だったような。解剖学の専門家、養老先生本とは違い、解剖学とは何ぞやをどっぷりと開陳。解剖学教室を覗きながら献体にメスを入れどのような手順で進むか実況中継。同時に、各部位の機能や役割を解説。夥しい数の専門用語が若干苦になるが、各所に挿入された図で理解促進。何よりも「イッキ飲みは爬虫類の摂食様式」等、機知に富む表現で纏め上げ、楽しませてくれる。巷に溢れる健康本より数段勉強になる。自分の身体をより理解し身が引き締まるような感覚。2021/09/06

健康

1
献体のシステムから実地に至るまでの解説にはじまり、部位ごとの解剖の手順やその組織の機能、進化的な解説が記述されていて、解剖教室を見学させてもらったような気分(実際に行ったことはないけど) いつかは行ってみたい、だけど怖い、そんな解剖教室の中が垣間見れて良かった。篤志家の方に手を合わせたい気分。2021/06/06

uburoi

1
解剖というのはナイフとのこぎりでやるものと思っていたが、基本はピンセットで皮膚や繊維を少しずつ剥いでいくものということだ。むろん、肋骨や頭蓋骨を切るのにのこぎりも出てくる。輪切りにするのにナイフもいる。解剖学の講義をすると泌尿生殖器の話になると学生の出席率が俄然いいらしい。これは言葉による解剖体験で、ヒトの進化の過程なんかが織り込まれて薀蓄に富んだ書物になった。今頃はリアルにヴァーチャルに体験できる解剖アプリなどもありそうだけど、ヒトの体の成り立ちについて縦横に説明してあって興味深い。2018/06/10

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