出版社内容情報
独立行政法人化に代表される、現代の美術館が直面する問題にどのように対処していけばよいのか。新しい時代の美術館とそこに働く人びとの姿を探る。
内容説明
独立行政法人化、インターネットと電子化の波、アミューズメント化など激変する社会の中で美術館はどこへ行こうとしているのだろうか。本書では、できる限り現在進行形の美術館の姿を示そうと試みた。
目次
1章 日本の美術館をめぐる状況(独立行政法人化の功罪;地方における美術館・博物館;市民と美術館―ミュージアム・シティ・福岡 ほか)
2章 21世紀の美術館・展覧会へ向けて(京の絵師は百花繚乱―『平安人物志』に見る江戸時代の京都画壇;記憶された身体―アビ・ヴァールブルクのイメージの宝庫;「移動する都市」展―新しいタイプの流動発展型展覧会 ほか)
3章 美術館の活動(キュレーター;コンサヴァター―保存担当学芸員;レジストラー ほか)
著者等紹介
加藤哲弘[カトウテツヒロ]
関西学院大学
喜多村明里[キタムラアカリ]
兵庫教育大学。元京都市美術館
並木誠士[ナミキセイシ]
京都工芸繊維大学。元徳川美術館
原久子[ハラヒサコ]
ハラ・アート・オフィス
吉中充代[ヨシナカミチヨ]
京都市美術館。元姫路市立美術館。姫路市広報官
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