出版社内容情報
16~20世紀の都市と農村の変遷を、王権、教区、新市民、ミドルクラス、議会囲い込み、通信革命とシティ国際金融市場など様々な視点から描く。
内容説明
本書は、長いあいだ東北大学経済学部で教鞭をとってこられた坂巻清教授の退官を記念する意味をこめて、教授のご研究活動と深いかかわりをもってきた「イギリス都市・農村共同体研究会」と「東北大学経済史・経営史研究会」の有志が編んだ論文集である。
目次
第1部 ロンドン(近世ロンドンと国家および社会的流動性;イギリス革命期ウェストミンスターにおける教区の役員をめぐって―セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教区を中心に ほか)
第2部 地方都市と地域(イングランド近世都市におけるフラタニティの変容―16世紀後半ノリッヂの聖ジョージ・カンパニー;近世イングランドにおける都市経済基盤とその変容過程―内陸都市レスターの事例 ほか)
第3部 その他(イギリスのミドルクラスモデル―R.J.モリスの業績を中心に;イギリス議会囲い込み研究における一視角―ニースン説の再検討 ほか)
特別寄稿(経済史と都市史研究をめぐって;都市史の情景)