出版社内容情報
子どもたちの「心」と取り組んできた作家らの渾身の作品を精選し、テーマ別に構成。
第１期は、親の離婚再婚、障害者や老人との関わり、拒食症、戦争の残した傷痕など現代的なテ－マを含む作品４５点を収録。
●巻構成（各巻解説者）
第１巻「友だち・なかま・みんな」の意味を考える
ひとりでいるより やっぱり友だち（西山利佳）
学校ウサギをつかまえろ（岡田淳）
すすめ！みんなのうばぐるま（川北亮司）
ちび親分（宮川ひろ）
夏子先生とゴイサギ・ボーイズと忍者ハットリ・ ハンゾー（古田足日）
同級生たちより（佐々木赫子）
第２巻 新たな家族のかたちをもとめて
家族の中にぽくがいる（藤田のぼる）
街かどの夏休み（木暮正夫）
バースる－むパーティ（石見まき子）
なれてるお父ちゃん（越水利江子）
りんごさん（村中季衣）
ぼくのお姉さん（丘修三）
第３巻 ためらいととまどいを繰り返し生きる力を身につける
大人になること・子どもでいること（石井直人）
草原－ぼくと子っこ牛の大地（加藤多―）
銀のうさぎ（最上―平）
祭りの後先（最上一平）
ラ・マルセイエーズ（平野厚）
空色のたまご（神沢利子）
コギツネコンコン（皿海達哉）
第４巻 なにげない日常のなかにある笑いとほろ苦さ
笑う日も泣いた日も（浜野卓也）
青葉学園物語 右むけ、左．／（吉本直志郎）
第７回新春網走り競技大会（菊池俊）
マリー・アントワネットはデベソ（灰谷健次郎）
第５巻 子どもたちの心の風景を描く試みの最前線
心のけしきが見えるとき（宮川健郎）
絵にかくとへんな家（さとうまきこ）
ガランドこけし（泉啓子）
ダイエットクラブ（岩瀬成子）
第６巻 生きものと、生きることへのいとしさと
いつか心が結ばれるとき（相原法則）
亀八（舟崎靖子）
ドブりんの地図（大塚篤子）
一、二、三で二十まで（伊沢由美子）
第７巻 「ふしぎ」の世界を身近に感じてほしい
夢からさめない夢 （佐藤宗子）
星に帰った少女（末吉暁子）
街はずれの模型店（森下真理）
リズム、テンポ、そしてメロディー（萩原規子）
第８巻 もうひとりの自分と遊ぶ子どもたち
自分を探す旅（砂田弘）
眠れない子（大石真）
のぞみとぞぞみちゃん より（ときありえ）
さんしょっ子（安房直子）
ふたりのぽけっと（今江祥智）
第９巻 耳を澄まし、目をこらして出会うもうひとつの世界
不思議のむこうに（宮川健郎）
霧のむこうのふしぎな町（柏葉幸子）
カドヤ食堂（富安陽子）
人魚のくつ（立原えりか）
車のいろは空のいろより（あまんきみこ）
第１０巻 ホップ、ステップ、そして今ジャンプの時
ぼくたちの出発（砂田弘）
少年たち（後藤竜二）
トイレ賃（黒木まさお）
ＳＰＩＮ－Ａ－ＢＯＴＴＬＥ（廣越たかし）
第１１巻 流せなかった涙、子どもたちのありのままの「いま」
もっと知りたい、考えたい（長谷川潮）
さらばハイウェイ（砂田弘）
ワシントンポスト・マーチ（丘修三）
デブの四、五日（村中季衣）
第１２巻 「戦争」が残した宿題に真正面から向かい合う
歴史からの宿題を考える（藤田のぼる）
私のアンネ＝フランク（松谷みよ子）
ひろしまのオデット（山下夕美子）
悲しみの砦より（和田登）
