出版社内容情報
ソローの『ウォールデン ?森の生活? 』の思想に共鳴した作者が、クマのヘンリーを主人公にして、「自然のなかで生きる楽しみ」を簡潔な文とあざやかな絵で描いた絵本。
＜読んであげるなら＞4才から
＜自分で読むなら＞小学低学年から
内容説明
本書は、作者のＤ．Ｂ．ジョンソンが、ヘンリー・デイビッド・ソローの名著『ウォールデン―森の生活―』の、有名な一節に着想をえて創作したものです。ヘンリーとともだちは、４８キロはなれた美しい町、フィッチバーグを見にいくことにしました。けれど、どうやっていくかについては、ヘンリーは歩いていくのがいいと思い、ともだちは働いたお金で、汽車に乗ってみたいと思いました。それは、ふたりの人生の楽しみ方がちがっていたからです。人生をどう生きるかについての、ヘンリーとともだちの考え方のちがいが、ページの見ひらきごとに対比されて描かれています。ふたりの一日のすごし方、経験の楽しみ方などをとおして、子どももおとなも楽しめる、ソローの「いまを楽しく生きる」思想のすばらしい入門書になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童！
13
電車に乗ろうとしているな！2016/05/02
べるめーる
10
働いてお金を得て、汽車に乗ってでかけるともだちと、自然を堪能しながらゆっくり進むヘンリー。２人の様子を見開きで対比させながら、それぞれの価値観を表現した絵本。可愛いけれど繊細でユニークな絵が好き。ソローの『ウォールデン～森の生活～』の一節に着想をえて執筆したものらしい。名著の有名な一節のようだが私は知らないのでいずれ読んでみたい。2013/07/28
naru
5
私は、電車派だな。 スローライフも素敵だけどね〜2015/07/01
なか
1
糸が外れた状態の本をもらって、最初は簡単に直せるじゃろうと思ってたんだけど、まだ苦しんでる。2匹のクマが、1匹が歩き、1匹が汽車で待ち合わせ場所に行くためお金を稼ぐ話。なので、手がかりは「あと何キロ歩くか」「時計が何時をさしているか」「杖をいつ作ったか」なんだけど…そこは分かるけどまとまらずあっちこっちページを移動いては悩んでる。この本をここまで考えて読んでる人いないじゃろと思うけど、読みこなせてはいない笑。2020/03/25
こどもふみちゃん
1
小2の長男が、学校で。2012/10/06
