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近世民衆の手習いと往来物

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  • サイズ A5判/ページ数 295,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872626179
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3037

内容説明

近世民衆の読み書き計算能力はどのような内容で、どのようにして修得され、どのように一人一人の主体形成をおこなってきたかについて歴史史料に基づいて再現し、実態を明らかにする。その根本の発想は近世民衆はどのような存在者であるのかという問いである。

目次

序章 近世民衆教育史研究の現状と文字学習文化
第1章 近世志摩国の寺子屋―鳥羽町栗原家を事例として
第2章 近世往来物の研究―奈良教育大学蔵本を中心として
第3章 地域の地往来の研究―大和地域を中心として
第4章 女子用往来と女筆手本類の検討
第5章 江戸時代の書物の検討―奈良教育大学所蔵の往来物、地誌、随筆、書道などに関する書物を中心に
第6章 江戸時代の書道の書物にみる手習稽古論
第7章 江戸時代の「筆子塚」について―伊勢国三重郡・四日市地域を事例として
終章 近世民衆の文字学習研究の課題

著者等紹介

梅村佳代[ウメムラカヨ]
1944年三重県生まれ。1968年名古屋大学大学院教育学研究科修士課程修了。1992年名古屋大学博士(教育学)取得。現在、奈良教育大学教授
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