スガンさんのヤギ

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スガンさんのヤギ

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26cm
  • 商品コード 9784890138913
  • NDC分類 E
  • Cコード C0098

内容説明

命って、なんだろう?生きるって、どういうこと?自由って、なぁに?ドーデ不朽の名作完訳版。

著者等紹介

ドーデ,アルフォンス[ドーデ,アルフォンス][Daudet,Alphonse]
1840~97年。フランスの小説家。南フランスのニームで生まれる。17歳のときパリに出て文学を志し、生涯、故郷南フランスの風物と人々を愛しつづけた

バテュー,エリック[バテュー,エリック][Battut,´Eric]
1968年、フランスに生まれる。カレッジを卒業後、リヨンの美術アカデミーに入学。『めぐる月日に』、『ペローの青ひげ』(講談社)でBIB世界絵本原画展グランプリ受賞。ユーモアや詩情にあふれた、あたたかみのある作品は多くの人々を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

92
何という作品でしょう。守りたいと思って柵の中に入れてつないでおいたのに、ヤギは野生の本能に導かれて山へ逃げ出し、一晩オオカミと闘って死んでしまった…。それでよかったの? やっぱり生きている方がよかったでしょう? いやいや、これはヤギの話じゃなくて、人間の物語なんですよね。自由といっしょにある危険。それだって受け入れるのが生きるということ、自由に生きるということ。自由じゃなければ生きる意味がないのだと、心のどこかで導くものがあるのでしょうか。空の色がきれいで悲しい。2018/06/25

モリー

73
ヤギは命の安全を約束される代わりに〈自由〉を奪われる存在だが、それは人間の子供にも当てはまる。鎖に繋がれた安全と〈自由〉を引き換えに安楽に生きるのか、命の危険はあっても自分の意志で、自分の力で、血を流しながら誇り高く〈自由〉に生きようとするのか、それが問題だ。意思も誇りも捨て、より安全な道ばかり選んで来た私には〈自由〉を語る資格などない。この親にしてこの子ありと我が子を見ても思う。その一方で、命を惜しむことは〈自由〉に劣らず大切だとも思うのだ。だが…〈自由〉のない人生は、真に生きていると言えるだろうか…。2021/12/12

ちえ

41
ドーテの『風車小屋だより』より。子供の頃この話は未消化のまま残っていた。〈自由〉と繋がれた〈安全〉のどちらを選ぶのか。ドーテの同じ代表作『月曜物語』の中「最後の授業」は村がドイツに占領され、その日が最後となったフランス語の授業の話なのだが、戦争により属する国が変わってしまう、そういった歴史がドーテにこの話を書かせたのかなどと思う。そして今戦地となっているウクライナのことを思わないではいられない。〈自由〉と〈安全〉どちらを選ぶのかと。バテュの絵、色使い、特に毒々しいくらいの赤の迫力。2022/05/10

ベル@bell-zou

28
広大な山々の風景に跳ねる白い小さなコヤギ。たった一日の輝きでしかなかったけれど動物としての自然の有り様を見せる。それは彼女が自ら選んだ生き方なら幸せと言えるのかも知れないが、それは彼女にしかわからないこと。安心に守られ永くゆるやかに生きるのも幸せのかたちのひとつ。ひもや囲いに囚われず、選択の自由がある幸せも。幸せは、誰かが決めることではない、と思う。…いろんなことを考えさせられる、奥深い作品。2018/10/11

空猫

27
【ヤギ関連本:4冊目】自由に生きようとするにはそれ相応の努力や手腕、義務が必要だ。ヒトは与えられたもので生きていかねばならない。けれど上を目指すのは悪いことではない。ただそれが自分の器に大きすぎるものだと身を滅ぼす事になる。ーずっとしたの草はらに、スガンさんの家と、うらのかこいがみえました。子ヤギは、なみだがでるほどわらった。「なんてちいさいの!よくもあんなところに、はいってられたもんだわ」ー絵も素晴らしい。訳が違うVerがあるらしいのでそちらも読もうかな。2018/06/12

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