リディアのガーデニング

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リディアのガーデニング

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 28cm
  • 商品コード 9784900656307
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

 サラ(文)とデイビッド(絵)の名を世界に知らしめた名作絵本!
 リディア・グレース・フィンチは、家の事情が良くなるまで、遠い都会でベーカリーをしているおじさんの家にあずけられることになりました。リディアは、身の回りのものや文房具のほかに、いろいろな草花の種をつめたカバンを持って、列車で町にむかいました。
 おじさんのところで、リディアは花を育て、店を明るくしてお客さんに喜んでもらいます。でも、おじさんは、ちらっとも笑顔を見せません。リディアはおじさんを絶対笑わせてみせようと、秘密の計画を立てました……。
 小学校中学年から大人まで。日本図書館協会選定図書。厚生労働省社会保障審議会推薦。1998年コールデコット賞オナーブック。アメリカ図書館協会優秀図書。

 1930年代、アメリカの大恐慌の時代を背景に、寄り添いながら生きる人々のすがたが、少女リディアの目をとおして描かれています。逆境にあってもくじけず懸命に生きる少女、無愛想で笑顔を見せないおじさん、遠く田舎から少女を思いやって手紙をくれるおばあちゃん、パンのこね方を教えてくれるエマ。周辺の人物のキャスティングがみごとです。物語の進展とともに花が増え、おじさんのしかめ面がわずかずつゆるんでいく様が、繊細なタッチの絵で表現されていきます。ラストページ、万感の思いを込めて抱き合う少女とおじさんに、胸が迫り、涙をさそわれてしまいます。

内容説明

リディア・グレース・フィンチは、家の事情が良くなるまで、町でベーカリーをしているおじさんのところに滞在することになりました。リディアは、身の回りのものや、文房具のほかに、いろいろな草花の種をつめたカバンを持って、列車で町にむかいました。おじさんのところで、リディアは花を育て、店を明るくしてお客さんに喜んでもらいました。でも、おじさんは、ちらっとも笑顔をみせません。リディアはおじさんを絶対笑わせてみせようと、秘密の計画をたてました…この作品は、1930年代のアメリカの不況時代を背景に語られています。主人公の少女は、快活で意志が強く、生来の気前の良さで、出会う人ことごとくを明るく幸せな気分にしてしまいます。コールデコット賞オナー・ブック。アメリカ図書館協会優秀図書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

151
アメリカの大恐慌。深刻な社会に大人たちの心は曇りますが、リディアは快活で会う人を明るく幸せな気分にします。家の暮らしがよくなるまで、ジムおじさんの家に移り住む少女。庭作りが上手なおばあちゃんから贈られる種や球根を育てて喜ばせたい。…私は秘密の場所を見つけました。そしてみんなが笑顔になれる計画を思いつきました。お楽しみに。…夢の世界に一歩踏み入れると人は香りに誘われます。花に囲まれ微笑みが生まれます。いつも一生懸命なおじいちゃんとも心が通じました。別れに言葉はいらない。それよりも大切な愛で繋がりましたから。2021/08/28

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

118
舞台は1930年代のアメリカ。大恐慌の影響で父親には長い間仕事がなく、娘リディアはパン屋を営むおじさんのところで働きに行く。彼女を受け入れてくれたおじさんは、無口で気難しく少しも笑顔をみせない。植物を育てるのが得意なリディアは、おじさんを笑わせるため秘密の計画を立てた……。花は塞いだ気分を癒してくれる。知らない人との会話のきっかけを作ってくれる。言葉にならない気持ちを届けてくれる。『エリザベスは本の虫』のサラ・スチュワートさんのハートフルな絵本。最後のひとコマには言葉はいらない。全て分かっているから。2016/05/14

♪みどりpiyopiyo♪

59
思いがけないおはなしを読みました。少女リディアの楽しいお手紙で綴られる、ガーデニングと親愛と世相と人生を描いた絵本です。■リディアの明るさ、快活さに、読んでいて清々しい気持ち♪ ■ 「4月の雨は、5月の花をもたらす」 物語の終わり、本の後ろ見返しの4人ににっこりです ꒰ღ˘◡˘ற꒱ (1997年)コールデコット賞オナー・ブック。アメリカ図書館協会優秀図書(→続2020/04/14

tokotoko

30
「エリザベスは本の虫」と同じ作者の本。リディアのお手紙で、話が進んでいく。初めて読む形式だったけど、とってもとっても感動した。リディアの気持ちが、こちらまでどんどん届いてきて!そしたら、応援する気持ちもどんどん強くなって!最後は、リディアを見つめる登場人物達と、同じ気持ちで一つになってた気がする。絵もとてもきれい。お花の持つ力も再認識できた。寒い冬。心の奥まで、あたたまる1冊だった!2014/01/19

mntmt

25
とても良かった。静かな感動があります。原題:The Gardener2016/01/11

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