感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
18
【図書館】石炭のように輝く毛並みが自慢の黒ネコの家族に赤いネコが生まれて……。自分だけが家族や親戚と違う……というのは、子どもの頃は凄く悪いことのように思っていました。でも、自分は自分、ロザリンドみたいに「自分の人生は自分で決めたい」ですね。たくさんのネコが可愛いです。2015/08/10
おはなし会 芽ぶっく
12
令和3年度小学校朝読書リスト 高学年 (朝読書で読んだ絵本や紙芝居はそのまま貸し出します) 黒猫家族の中で1ぴきだけ真っ赤で生まれたロザリンド。家族からも近所からも奇異の目で見られ、自分の場所を探して出ていきます。誰からも阻害されてしまう苦しさをユーモラスに描いていますが、心が痛かった。ラストはハッピーエンドですが、人間ならずっと引きずってしまうのではないでしょうか?2021/05/17
遠い日
8
ヨゼフ・ウィルコンの絵を求めて。サトシンさんの『わたしはあかねこ』を思い出しました。家族の中でひとりだけ毛色が違う赤い猫。恥だの変わり者だのと言われて、自分だけの新天地を求めて家を出る。そして、見つけた我が道。華やかに輝ける場所があった!それでも、家族としてのつながりを再び見出せてよかった。一族の血より、それぞれの個性をおもんじることに気づけたから。2022/05/30
timeturner
3
絵は最高なんだけど話がいまいちと思ったら、有名な画家が無名な息子の書いた話に絵をつけていた。なるほど。2016/03/15
たまきら
2
くろねこしか生まれない「立派な」家系のおうちに、アカトラのロザリンドが生まれました!そしてロザリンドは何をするのも人と違っていて・・・。ミスフィットになったことのある人なら誰でも共感できるとおもいます。そして、もう一人の黒猫がやってくるところに、にっこり。うちはアカトラがいるのでもちろんロザリンドびいきです。2014/09/01