内容説明
90才になるおばあちゃんが、子供の頃にお父さんが作ってくれたノアの方舟と木の人形と、動物たちを大切にしています。おばあちゃんは今でもそれを作ったときのお父さんの声をはっきりおぼえていて、すっかり塗料のはげてしまった木の動物たちを宝物にしています。旧訳聖書にテーマを借りて、年とった人も、ずっと前は子供だったことを、ユーモラスに伝えています。このおばあちゃんも、そしてノア自身も心はいつだって若いときと同じなのです。方舟には大切な思い出がいっぱい詰まっていて、いつも心をあたためてくれるのです。