内容説明
お月さまの光は、お母さんも、遠くにいる娘も、地球のすべてをも、ひとつにつつんでいる―。この共生感覚が、タナ・ホーバンの美しい写真によって語られます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
84
パリに旅行している両親から、お留守番の娘に写真付きのメッセージが届きます。マロニエの木は花盛り。セーヌ川はおひさまの光に染まって金色に輝き、街は花に溢れています。アートの薫りが漂う本屋や公園も魅力的。でも、魔法のように素敵なのは夜。セーヌは虹色にきらめき、月の光が地球を銀色に包みます。おしゃれな写真絵本です。1993年10月初版。2015/09/27
seacalf
45
珍しい写真絵本。表紙にわくわくしたけれど、中身はそれほど胸踊らず。まだ見ぬパリへの期待値が高すぎているからかしらん。これなら、東京を舞台にした方が素敵な写真絵本がいくらでも作れるわんと斜に構えた感想を持ってしまった。こじゃれた結末なのは、ちょっとフランス風っぽいけれど。2019/09/22
chiaki
39
ゆっくり追い掛け中のシャーロット・ゾロトウの絵本。こちらは、最近読んだ『ぼくはこどものぞうです』がとても可愛かったタナ・ホーバン氏の写真とともに。もうこの表紙の写真とタイトル文字のお洒落さに惹かれます♡両親がパリへ行ってる間、留守番をする私への約束「パリでみつけたすてきなもの」。お日様の光を浴びながらたぷたぷと揺れるセーヌ川、その岸辺に居並ぶ本屋、無造作に掴まれたフランスパン、カフェ、回転木馬、夜のパリ…切り取られたパリの一瞬たち♡(⚠鳩出ます!!)そんな中で見つけた「パリでいちばんすてきなもの」とは…?2021/02/12
ダリヤ
28
一度だけ、パリに行ったことがあるから、写真の景色を実際にみたときの感動が蘇った。飛行機にのって、すごくすごく長い時間をかけて、飛行機から降りたらまったく違う世界。買ったフランスパンを手に持って帰る女性の写真がとても好き。日本にはない景色や日本にはない感覚、日本にはないファンタジーさが広がる世界。だけれど見上げた空にあるおつきさまは、世界中の人が見上げてみてる、繋がっているんだ。2020/11/06
スプーン
27
花の都パリに愛をこめて。2019/10/01