内容説明
「現在は過去を解く鍵である」―イギリスの地質学者、ジェームズ・ハットンの言葉です。野外に出て崖を眺める、そこに露出している地層を観察する、触れてみる。それが日本列島の生い立ちを読むスタートです。この大地は、どこで生まれて何でできているのか?地層の観察、化石から知る地質年代、大地を動かすプレートテクトニクス。それまでの定説を書き換えた、チャートの起源と放散虫化石の研究。さまざまな視点から4億年の大変動を読み取れば、生きた地球の長大な歴史を感じられます。
目次
1 地面の下には何があるのか
2 地層は時間の流れを語る
3 きれいに積み重なった地層を調べる
4 きれいに積み重なっていない地層
5 地下からでてきた岩石
6 よそからきた地層や岩石
7 日本列島の生い立ち
著者等紹介
斎藤靖二[サイトウヤスジ]
1939年秋田生まれ。1962年東北大学理学部地学科地学第一卒。国立科学博物館地学研究部長を経て、現在、神奈川県立生命の星・地球博物館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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