出版社内容情報
「立憲デモクラシーの会」が続ける講座の記録を集成し、巻末に樋口陽一・三谷太一郎特別対談を収録。
内容説明
私たちは今、戦後七〇年にわたる日本の平和主義、民主主義の歩みに基づいて、憲法と民主主義の意味を学びなおし、“憲法の敵”を見極めなくてはならない。立憲主義、代表制民主主義、緊急事態条項などをテーマに「立憲デモクラシーの会」が行ってきた講座の記録を集成し、巻末に樋口陽一・三谷太一郎特別対談を収録した。
目次
第1部 立憲デモクラシーとは何か―“二〇一五年安保”から考える(戦後七〇年における政体の転換―立憲対非立憲をめぐって;代表制民主主義と参加民主主義との確執;グローバルな寡頭支配vs.立憲デモクラシー;私たちの声を議会へ―代表制民主主義の再生)
第2部 “憲法の敵”とどう戦うか(憲法から見た放送規制;憲法九条の削除・改訂は必要か;座談会 緊急事態条項を考える)
第3部 特別対談(戦後民主主義は終わらない―吉野作造の遺産を引き継ぐために)
著者等紹介
山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年生。法政大学法学部教授
杉田敦[スギタアツシ]
1959年生。法政大学法学部教授
長谷部恭男[ハセベヤスオ]
1956年生。早稲田大学法学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペンギン伊予守
2
最後の樋口陽一先生と三谷太一郎先生の対談が秀逸2017/07/02
numainu
2
評価C2016/09/26
maylucky
0
あなたは護憲派ですか改憲派ですかと聞かれても、正直なところ日本国憲法をきちんと読んだこともなければ、学んだこともないのでよく分からない。日本が占領されている時に無理やり押し付けられたものだから良くないと言われれば、ああそうなのかとも思う反面「生まれよりも育ちが大切だ」との意見を聞けば、確かにこの70年間一度も戦争をしなかったのは現憲法の功績だよなと思う。自衛隊が9条に抵触するから変えよというのも分かるが、憲法というのは「理念」を表明するもので、必ずしも現状と整合性が取れなくても良いのではとも思うのだった。2017/05/01