出版社内容情報
第3版の刊行後、20年を経ての全面大改訂。数学の新しい発展を踏まえ、あらたに140余項目を追加したほか、旧項目の多くも大幅に書き改められた。
初版以来、全数学をコンパクトな1冊に収めるために、中項目方式を採用。数学の体系性を明らかにするとともに、詳細な索引が術語集としての機能を兼ね備えている。また、各項目に最新の文献リストがつけられている。
第4版ではあらたに本文及び索引のPDFファイルをCD-ROMに収録。項目へのリンク、項目内の文字列検索などにより、使いやすさが大幅に向上している。
数学の研究者、学生はもちろん、数学に何らかの関わりを持つ読者の期待に応える辞典。
◆完成記念特別定価提供期限:2007年6月30日
内容説明
20年ぶりの全面大改訂項目編成を全面的に見直し、新たに140余の項目を追加、旧項目の多くも大幅に改訂。総項目数は第3版の450から第4版では515へ。本文および索引のPDFファイルをCD‐ROMに収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
7
図書館にて。初版1954年、増訂版’60、第2版'68、第3版'85、この第4版が2007年。同じく岩波から'05に数学入門辞典。共立出版から1978年数学小辞典、2010年同第2版、’17第2版増補。2016年に「朝倉 数学辞典」▲数学史関連の項目「ギリシャ。ローマの数学」から。パルメニデス(エレア派)の論はギリシャ数学の濫觴でないだろう。ピタゴラス派が無理数を禁忌にした説、20世紀初頭の数学基礎論の議論が投影されただけ。ユークリッド原論の最古のギリシャ語写本は9世紀。翻訳・写本の過程での書き換えあり2022/08/19