岩波新書<br> 医学探偵の歴史事件簿

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岩波新書
医学探偵の歴史事件簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314745
  • NDC分類 204
  • Cコード C0247

内容説明

歴史上の人物の行動には、病気と医学が深く関わっている。病気持ちの大統領や独裁者、王たちは歴史をどう変えたか。ツタンカーメンやロマノフ家の家系の真実とは。最近の遺伝子鑑定や歴史医学研究、歴史記録の解読を通じて、その真相に迫る。二・二六事件や第二次大戦末期の反乱事件、医学の革新者たちの逸話も紹介。

目次

第1部 二十世紀世界史の舞台裏(ケネディの腰痛―最年少大統領の悩み;隠蔽された炭疽菌事件 ほか)
第2部 近代日本史の曲がり角(明治天皇と脚気病院;二・二六事件と輸血 ほか)
第3部 医学を変えた人々(恐竜から神経難病まで―パーキンソンの知られざる貢献;新大陸バイオテロと種痘ミッション ほか)
第4部 王と医師たち(怒れる国王ジョージ三世;ルイ一七世の心臓 ほか)
第5部 いにしえの病を推理する(ツタンカーメンの杖;鈴鹿に逝きし人―倭建命 ほか)

著者等紹介

小長谷正明[コナガヤマサアキ]
1949年千葉県に生まれる。1975年名古屋大学医学部卒業。1979年名古屋大学大学院医学専攻科博士課程修了。専攻は神経内科学。現在、独立行政法人国立病院機構鈴鹿病院長。医学博士、神経内科専門医、認知症学会専門医、内科学会認定医、名古屋大学医学部併任講師、藤田保健衛生大学客員教授、愛知医科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

86
神経内科医が歴史上の人物を診断していくエッセイ。地理歴史ともに範囲が広く、一人あたりの文字数も多くないので読み物として面白いが食い足りなくもある。いかにも育ちが良くて人も良くて教養豊かという人柄を感じさせる文体。同じ神経内科医が書いたものでも「怪談に学ぶ脳神経内科」のような圧倒される熱量はない。結局どんな歴史上の人物よりも、宮内庁次長を務めた作者の叔父さんのエピソードが一番面白かった。過激派対策に家の前に派出所ができたとか、皇室行事に付き合うために正座の特訓したとか。2022/04/13

ユウユウ

45
神経内科学の医師である筆者が解明する歴史上の人物の生老病死のあれこれ。文章は読みやすく、内容もなかなかしっかりしているので、この筆者の新書は好きでよく読みます。2016/10/30

ヒデミン@もも

33
この薄い新書にこれだけの内容が入っているってすごい。三島由紀夫、昭和天皇の事実はその時代を知るその関係者である人の言葉なので真実味がある。ツタンカーメンからジャンヌ・ダルクレーガン大統領までまぁよく調べたこと。一番、興味があったのは鈴鹿加佐登で、倭建命ヤマトタケルノミコトが亡くなり『吾が足は、三重にまがれるが如くして、甚だ疲れたり。』の言葉が三重県の語源となったということ。2015/10/15

gtn

29
英国王ジョージ三世のポルフィリア、レーガン大統領のアルツハイマー病等、時の為政者に精神的疾患があったとしても、世の中は何となく回っていく。2021/01/13

ごへいもち

25
資料から見える歴史上の人物の健康診断。歴史認識が浅いことが気になる。これが岩波新書って…。続編は読まない2016/05/10

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