内容説明
「今後一〇〇年読まれ続けて欲しい」と願う、現代の秀歌一〇〇首。大きな変化を経た時代に、歌人たちは何を言葉に託してきたか?自ら歌人として活躍する著者ならではの視座から、歌の現在を、そして未来を語る。大好評を得た『近代秀歌』の姉妹篇。
目次
第1章 恋・愛―ガサッと落葉すくふやうに
第2章 青春―海を知らぬ少女の前に
第3章 新しい表現を求めて―父よ父よ世界が見えぬ
第4章 家族・友人―ふるさとに母を叱りてゐたりけり
第5章 日常―大根を探しにゆけば
第6章 社会・文化―居合はせし居合はせざりしことつひに
第7章 旅―ひまはりのアンダルシアはとほけれど
第8章 四季・自然―かなしみは明るさゆゑにきたりけり
第9章 孤の思い―秋のみづ素甕にあふれ
第10章 病と死―死はそこに抗ひがたく立つゆゑに
著者等紹介
永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年滋賀県に生まれる。1971年京都大学理学部物理学科卒業。高安国世に師事し「京大短歌会」「塔」会員に。1992年より「塔」主宰。宮中歌会始詠進歌選者、朝日新聞歌壇選者。2009年紫綬褒章受章。現在、歌人、細胞生物学者。京都産業大学総合生命科学部教授、京都大学名誉教授。主要歌集に『饗庭』(砂子屋書房、若山牧水賞・読売文学賞)『風位』(短歌研究社、芸術選奨文部科学大臣賞・迢空賞)『後の日々』(角川書店、斎藤茂吉短歌文学賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
榊原 香織
kinkin
kaizen@名古屋de朝活読書会
井月 奎(いづき けい)