出版社内容情報
今年は朝鮮が植民地支配から解放されて70年の節目の年である。これだけ年月を重ねても日本と南北朝鮮との間の問題は少なくない。在日朝鮮人をめぐる問題もその一つである。植民地期の在日朝鮮人世界の形成、解放から高度成長期以後の世代交代と多様化、そして今日のグローバリゼーションの時代へと至る現在までを描く通史。
内容説明
一九四五年、朝鮮は日本の植民地支配から解放された。二〇一五年は、七〇年という節目の年になるが、日本と南北朝鮮との間には今なお問題が山積している。在日朝鮮人をめぐる問題もその一つである。植民地期の在日朝鮮人世界の形成、解放から高度成長期以後の世代交代と多様化、そしてグローバル化へと至る現在までを扱う。
目次
第1章 定着化と二世の誕生―在日朝鮮人世界の形成(併合前の朝鮮人労働者;一九一〇年代の在日朝鮮人 ほか)
第2章 協和会体制と戦争動員(世界恐慌期の渡航・移民問題;朝鮮人コミュニティの変容 ほか)
第3章 戦後在日朝鮮人社会の形成(戦後在日朝鮮人の出発;占領政策の転換 ほか)
第4章 二世たちの模索(日韓会談と在日社会;在日朝鮮人社会の変容 ほか)
終章 グローバル化のなかの在日朝鮮人(多民族化する日本社会;「国民の論理」を超えて)
著者等紹介
水野直樹[ミズノナオキ]
1950年生まれ。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程学修・退学。現在、京都大学人文科学研究所教授。専攻、朝鮮近代史、東アジア関係史
文京洙[ムンギョンス]
1950年生まれ。1980年法政大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、立命館大学国際関係学部教授。専攻、政治学、韓国現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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