内容説明
行政の基本的な考え方と役割の歴史的な変化をふまえながら、日本の行政制度のしくみについてやさしく解説して大好評だった旧版に、2000年以降の行政改革による省庁再編や地方分権の進み具合などを大幅加筆。政治と行政の関係、公共事業や福祉政策などの問題点を明らかにしつつ、私たちのくらしに必要な行政のあり方を提示します。
目次
プロローグ 行政をみる眼(ひとつの寓話;政治と行政はどのような関係をもつのだろうか)
第1章 行政国家の広がりとその変化(福祉国家への道とその反転;行政国家とはなんだろうか)
第2章 日本の行政制度の変遷と現状(日本国憲法による原理の転換と戦前;議院内閣制と内閣の位置;省庁の設置と管理はどうなっているか;公務員制度はどうなっているか;二〇〇〇年改革後の中央省庁と自治体との関係)
第3章 行政の働きが変えた市民のくらし(行政の活動とその手段はなんだろうか;政府規制の過去といま;公共事業はどうなっているか;福祉政策はどのような状況にあるのだろうか;政府事業の「市場化」とその実際)
エピローグ 市民のコントロールによる行政(いま、行政になにが問われているのだろうか;上昇型の政府システムをつくろう;市民の手で行政をコントロールし、新しいパブリックをつくろう
著者等紹介
新藤宗幸[シンドウムネユキ]
1946年神奈川県に生まれる。中央大学大学院修士課程修了後、東京市政調査会研究員、立教大学法学部教授などをへて、現在、千葉大学法経学部教授。専攻は行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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