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二十四の瞳

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062826617
  • NDC分類 K918
  • Cコード C8393

出版社内容情報

日本文学の名作を21世紀の子供たちに! 読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ日本文学全集の決定版。

壺井 栄[ツボイ サカエ]
著・文・その他

小林 与志[コバヤシ ヨシ]
著・文・その他

内容説明

瀬戸内の小さな島の分教書。ここに赴任した、「おなご先生」が出会ったのは、十二人の子どもたちだった。戦争へと向かう激動の時代を背景に、先生と子どもたち、それぞれの人生をあたたかな目で描き、映画化もされ、人々に感動を呼びつづけてきた壷井栄の代表作と、広島の原爆にふれた「石臼の歌」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

34
児童書ですが、このシリーズは読みやすいので好きです。そして、今回、初読の本作はてっきり「坊ちゃん」の女版かなと思っていたけれど、女先生と12人の子供たちの心のふれあいを描いた。戦争も背景にある、素晴らしい、作品でした。同時収録の「石臼の歌」もおばあさんと孫娘のやりとりが暖かいです。こういう作品も、新潮文庫の100冊に入れて欲しいです。読んでない名作が自分にはたくさんあるので、今後、図書館通いが楽しみです。2016/07/15

三色かじ香

4
戦争の雰囲気が高まってくる頃に少年少女時代を過ごした子どもたちは、純粋に兵隊さんなどに憧れてること、一方で、大人たちの中には、疑問を抱いている者もいるが裁かれるのを恐れて表立っては主張出来ないこと。戦争の前は、質素ながらも豊かなくらしをしていたのに、それが出来なくなってしまうことが、あーなんで戦争なんてしたの、という気持ちになります。こないだ小豆島に行ったので、あの辺からあの辺まで通ってたのか、という風に、地理を想像できて楽しかったです、小石先生のところへ歩いていくシーンくらいまでは。2021/05/09

訪問者

2
名高い「二十四の瞳」であるが、今回が初読である。これは確かに名作。抑えた筆致が胸に迫る。それにしても昔の日本は本当に貧しかったのだなと、感慨深いものがある。2022/03/16

natasha1207

1
12人子供と、先生のふれあいを描いた作品です。 自分と照らし合わせて読んでみると、すごく子供達の考えていることなどいろいろ伝わってきて楽しい本です。2017/01/04

みそ

0
後半からはとくに痛烈な戦争批判の作品。戦前でも地方の家族はこんなふうに貧しくて、働かされたり子どもが子どものおもりをして学校行けないなんてことが公然と起きていたんですよね。戦争で死んだ男の子たち、病に倒れたり、生きていても売られたり夢折られ、大切な人を亡くしてさんざんに辛酸を嘗め、なんとも痛ましいです。とくに女性の境遇の描き方には、フェミニズ厶的な視点も強く感じました。2023/01/22

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