講談社学術文庫<br> 地形からみた歴史―古代景観を復原する

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講談社学術文庫
地形からみた歴史―古代景観を復原する

  • 日下 雅義【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921435
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0120

出版社内容情報

自然と人間は大地を変える。『記紀』の「水門」「潟」「大溝」「津」とは? 古日本の姿を、地理・考古・歴史学を総動員して復原する自然と人間によって、大地は姿を変える
『記紀』『万葉集』に登場する「水門」「潟」「大溝」「津」とは?
古日本の姿を、地理学・考古学・歴史学を総動員して復原する

「地震」「水害」「火山」「雷」「大風」……。『記紀』に描かれた数多の自然現象とその災害の実態とは? 「浦」「江」「潟」「岸」「潮」「浜」……。『万葉集』に謳われた風光明媚な景を現在と比較すると? 「古墳」「池」「溝」「津」「水門」、人為は景観をどう変えたのか? 空中写真、地形図、遺構・遺跡、史料を突き合わせ、失われた古代日本を大胆に復原する。

……環濠とシュートバー(埋没礫堆)の調査では、あらかじめ用意した地形分類予察図、空中写真、検土杖(けんどじょう)などを持って現地に出かけ、発掘現場の露頭観察や検土杖による地質調査に汗を流し、(中略)広くて傾斜の緩やかな地域では地形図、空中写真、折れ尺などを手に、黙々とペダルを踏んだ。自転車は、平野の微起伏をとらえるのに、とても都合がよかった。(中略)私は地形環境と人間活動との関係を、かなりながい時間軸でとらえるという方法を、頑(かたくな)にとり続けてきた――<「学術文庫版まえがき」より>

※本書の原本『古代景観の復原』は、1991年に中央公論社より刊行されました。

学術文庫版まえがき
第一章 景観の復原と遺跡――はじめに
    1 景観をとらえる
    2 地下からの情報
第二章 大地は変わる
    1 マクロからミクロへ
    2 日本の古代を中心に
第三章 『記紀』『万葉集』に自然の景をよむ
    1 「水門」と「岸」
    2 潮の流れと生活
第四章 生活の場を復原する
    1 水を求め水を避ける
    2 マウンドをつくって耐える
    3 ナイルデルタの「コム」
    4 三角屋敷と盛土集落
第五章 生産の場を復原する
    1 灌漑のおこり
    2 初期の大溝「裂田溝」
    3 「針魚大溝」のルートを探る
    4 「依網池」のナゾ
    5 狭山池と除げ
第六章 消費の場を復原する
    1 港の原風景
    2 紀伊水門と和歌浦
    3 住吉津と津に至る道
    4 難波津の位置をめぐって
    5 「難波堀江」開削の目的と時期
    6 人工港「難波津」の成立
第七章 景観の形成と古代――むすびにかえて
あとがき


日下 雅義[クサカ マサヨシ]
著・文・その他

内容説明

「地震」「水害」「火山」「雷」「大風」…。『記紀』に描かれた数多の自然現象とその災害の実態とは?「浦」「江」「潟」「岸」「潮」「浜」…。『万葉集』に謳われた風光明媚な景を現在と比較すると?「古墳」「池」「溝」「津」「水門」、人為は景観をどう変えたのか?空中写真、地形図、遺構・遺跡、史料を突き合わせ、失われた古代日本を大胆に復原する。

目次

第1章 景観の復原と遺跡―はじめに
第2章 大地は変わる
第3章 『記紀』『万葉集』に自然の景をよむ
第4章 生活の場を復原する
第5章 生産の場を復原する
第6章 消費の場を復原する
第7章 景観の形成と古代―むすびにかえて

著者等紹介

日下雅義[クサカマサヨシ]
1934年徳島県生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。立命館大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moonanddai

7
地形が変化するとは、自らが変わるというのと、人間の営みによって変わるというものがあり、本書ではその過程を地理学のみならず、地球物理学、地球化学、層位学といった様々な知見を駆使し「復原」するというものです。時には記紀や万葉集といった文学までも…。「応神陵」が崩れたのは何時か、難波津は砂州とラグーンの並行する湊だったとかが見えてきます。それにしても人間は、相当昔から自然に手を加え続けてきたようです。縄文・弥生の遺跡から、山を崩しての用水路や川をせき止めた貯水池、難波津の長大な堀など、公共事業の連続です…。2020/06/23

Hiroki Nishizumi

6
古地図って面白い。さほど目新しい内容はないが、古地図みるだけでロマンを感じる。2014/01/11

たか

4
地元の狭山池が取り上げられていた。2018/07/11

makkachinn

1
難波など西日本が中心にまとめられている。湾岸部に住む人におすすめ。地形の変化と格闘する人々の様相がいろいろとみられて面白い。2020/07/24

常夏の花

1
4年くらいかけて読了。 専門知識がないため理解に手間取りましたが、非常に面白かったです。 この地形の変化を知らないで古代史の本を読んでいた自分は浅学だったなあと反省することしきり。2020/03/31

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