出版社内容情報
半島と民族を分かつ隣国の動乱に文学が迫る
60年近く経た今も禍根を残す朝鮮戦争に、日本は、文学はいかに向き合ったのか。祖国を蹂躙される悲憤を金石範、金達寿ら在日作家が伝え、米軍や特需と日本人との関わりを北杜夫、松本清張らが描く。
著者等紹介
金石範[キムソクポム]
1925(大14)・10・2~大阪生。京大美学科卒。45年6月、京城から大阪へ戻り、その後、東京三ノ輪で終戦。48年4月、日本共産党に入党。52年2月、共産党離党。57年8月「看守朴書房」を「文芸首都」に発表。75年2月、編集委員として「季刊三千里」創刊。84年、大佛次郎賞受賞。97年「火山島」第二部刊。翌年、一部二部あわせ、毎日芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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