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評伝 大村はま―ことばを育て人を育て

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  • サイズ B6判/ページ数 575p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784098401192
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

時代の波にぶれることなく、子どもに本当のことばの力をつけることに渾身で取り組んだ、小さな巨星・大村はま。99年に及ぶ、研鑽と創造、信念と情熱の日々を、その教え子が、いま初めて描き出す。生涯、一国語教師。

目次

幼いころ―1906~1913
横浜市尋常高等元街小学校―1913~1919
共立女学校―1919~1920
捜真女学校―1920~1924
東京女子大学―1925~1928
長野県諏訪高等女学校―1928~1937
東京府立第八高等女学校―1938~1947
東京都江東区立深川第一中学校―1947~1948
東京都目黒区立第八中学校―1949~1951
東京都中央区立紅葉川中学校―1951~1956
東京都中央区立文海中学校―1956~1960
東京都大田区立石川台中学校―1960~1980
それから―1980~2005

著者等紹介

苅谷夏子[カリヤナツコ]
1956年生まれ。東京都大田区立石川台中学校で、大村はまに教わる。東京大学文学部卒業。「大村はま記念国語教育の会」事務局長として、講演や執筆を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

26
あたたかく、そして凛とした気持ちで読み終えた。100年たゆまず高みを目指し続けた一人のプロフェッショナルの軌跡を、中学時代の教え子だった著者が描き構成していくその喜びと、それを何よりも書くこと話すことを教え続けた彼女に贈るという厳しさを一緒に体験したように感じられた。◇自分が苦労して築き上げたことを再生産せず、常に目の前の対象に対応して最大限の準備をし、実践する。たくさんの機会を提示し、立ち止まったら少し背中を押してあげる。真摯に評価する。そうして教える側がプロに徹していると、学び手が主体でいられるのだ。2015/01/11

メルセ・ひすい

3
13-133 赤81 小生も石川台中学の卒業生です。国語は大村先生さまには、教わり損ないました。でも基督教=一神教には…抵抗があります。ノアの箱舟は最悪です。小生は人には脳があるだけで、人より動物、昆虫の方が偉いと信じています。基督教の最悪は人が地球上で最高位、これには吐き気がします。。。でも大村先生のひたむきな後進指導…他の追随を許さない…真の教育。石中の司法研修生の大村先生のノート閲覧シーンでは涙 (^0^) 涙でした。日本中の教師が宗教観(キリスト教)の無い大村崇拝教師であれば日本が地球の救施主に!2010/09/07

ゆー

1
はま先生の聡明さ、ことばと子どもたちへの深い愛情に感動するとともに、自分の甘さ、そして未熟さを感じずにはいられない一冊でした。はま先生の著作については、恥ずかしながらまだ読んだことがありません。もっと早く読んで学ぶべきだったと後悔しました。しかし、私にとってはこれでよかったのかもしれません。なぜなら、刈谷さんの視点を通して書かれたはま先生の評伝を読んだことによって、はま先生が本当に思っていたこと、実践したいと思っていたことを少しはきちんと受け取る準備が出来たからです。本書との出逢いに感謝です。2014/08/31

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