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中公新書
外国人犯罪者―彼らは何を考えているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019110
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C1236

出版社内容情報

どこから来ているのか★何をしに来たのか★入国方法とはどんな手口を使うのか★捕まると思っていたか★殺しの報酬は★日本はどう見えるのか? 全国の受刑者二千人あまりへの調査をもとに、犯罪者自身の目から見た行為と心理の実態をあぶり出す。国際比較から何が浮かぶか。

内容説明

過去二五年間、来日外国人による犯罪は増加傾向にある。外国人との共生と日本国民の安全とを両立させるにはどうすればよいのか。そのためには、異なる文化背景や行動原理について実態に沿った理解をする必要がある。本書では、全国五カ所の刑務所に服役中の犯罪者二千余名への調査をもとに、日本人と外国人の犯罪意識と行動を比較考察する。犯罪におけるグローバル化とは何かを、端的に知るための貴重な報告である。

目次

第1章 グローバル化する日本の犯罪と体感治安の悪化
第2章 服役中の犯罪者たち
第3章 逮捕から服役生活
第4章 犯罪者のリスク認知
第5章 犯罪と価値意識
第6章 安心して暮らせる社会のために司法は何ができるのか

著者等紹介

岩男壽美子[イワオスミコ]
1935年(昭和10年)、大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。イェール大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学教授、武蔵工業大学教授、男女共同参画審議会会長、国家公安委員などを歴任。慶應義塾大学名誉教授、武蔵工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

4
2007年初版。外国人服役囚へのアンケートに基づきその特徴と傾向を示したものです。ひとくくりに外国人犯罪者といっても出身地によりその考え方や日本の警察官観も大きく異なるようです。アンケートの結果の集約だけでなく、そこからの考察がほしいところです。2013/01/25

Nobu A

2
日本人の手口も外国人のを模倣し、犯罪もグローバル化。メディアの影響もあり、体感治安の悪化。収容率100%超の刑務所。現在、人口の約2%が在留外国人に対し、刑務所に服役中の外国人は3割。五つの刑務所に服役中の国籍40カ国以上の2,165名(日本人も含め、比較)にアンケート調査から得た回答をリスク認知、「捕まっていない知人の数」から捉えた統計に表れない暗数、刑務所での生活状況など多岐に渡る興味深い項目を分析・考察。既存の防犯意識の改革が必要。多文化共生とは正も負も受け入れること。奇麗ごとでは済まされない。2016/06/02

ottohseijin

1
日本国内で「活躍」する外国人犯罪者の実態を、刑務所に服役する犯罪者へのアンケートを通じて描き出した労作。日本が「金儲けがしやすい」とみなされており、日本への渡航に際し多額の借金を負ってしまうなどの要因から容易に犯罪に走ってしまう様子が描かれている。数字が多く、読みづらいかも。2008/01/05

numainu

0
評価C2007/10/04

AiTaka_twi

0
★★★★☆2010/02/20

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