内容説明
教育研究が“質的”であるとは、どのようなことか?子どもの学びと育ちの現場にかかわるところから、研究が、方法論が、そして新たな教育の場が、生成する。実践と研究を往還する方法論。
目次
育ちと学びの生成
1 エピソードの記述(主体として「育てられ‐育つ」―質的発達研究に寄せて;保育を質的にとらえる;生後2年目公園の仲間との出会い―25年前の日誌的記録から)
2 教室というフィールド(教師の学習としての授業研究;社会的なもの―学習研究における質の探求;生成の行為論)
3 社会への実践(「生活‐文脈主義」の質的心理学;文化の境界線から社会をひもとく―質的社会学からの問題提起;学校文化と「神神の微笑モデル」―テクノロジーと教授・学習文化とのコンフリクト)
著者等紹介
無藤隆[ムトウタカシ]
白梅学園大学子ども学部教授
麻生武[アサオタケシ]
奈良女子大学大学院人間文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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